ヌーディストビーチというのは、つまり水着 を着けない人たちがいるビーチということで、そんなものとは無縁の生活を送っているつもりでしたが、知らないってのは恐ろしいことです。在米中にまちがって家族でヌーディストビーチへ行ってしまいました。
Sandy Hookというそれなりに有名な海岸へ行ったのでした。一見して「家族で海水浴」って感じの車も多く油断していました。今思えば、空いてるかもしれないから一番奥のビーチへ行こうと考えたのが、そもそもの間違いでした。確かに不思議と一番奥のビーチだけは空いていたんです。
駐車場からビーチまで砂浜を歩くのですが、その途中、私が首から掛けているカメラを怪訝そうな顔で見ていた人がいたのも事実です。でも、あまり気にはしていませんでした。さらに進むと写真にあるような看板が目に入ってきました。この先、ヌードの人がいるかもしれないよってことですが、その時もまさかそんなことはないと思ってましたから、この写真もパチリと撮って先に進んだのです。そしたら、もうそこは別世界。ホントにその看板が境界線ってくらいに。いるわいるわ、上も下も丸出しの人たちが、たくさん。っていうか、ほとんどみんなです。
こういう時の人間の心理って、不思議ですね。動じてる姿を見せてはいけないと思うんですね。もしかしたらアメリカのビーチはこれが普通なのかも・・・と。で、妻と小さな子供の3人の東洋人は、少し空いてる一角に陣取ったのでした。周りには、日本のスダレ の短いようなもので囲いを作って、その中に寝転がっているカップルが何組もいました。
30分くらいは平静を装ったでしょうか。最後は耐えられなくなりこの別世界から逃げるように退散したのでした。少し離れたビーチに行くと、そこは日本でも良く見る水着を着た人たちのビーチでした。
帰宅してから調べてみると、私たちが行ったビーチは有名なヌーディストビーチだったのでした。しかも、私たちが陣取っていた少し空いていた一角はゲイ・セクションと呼ばれる場所だったようで・・・なるほど、あの囲いの中のカップルは・・・と合点が行きました。
ワールドビーチガイド100
World Guide to Nude Beaches & Recreation
せっかくの機会だったのに残念ですね。家族三人でファミリーヌーディストになってしまえば、
回りのヌーディスト達はこころよく受け入れてくれたと思いますよ。
まして可愛いお子さんは注目の的!(笑)といっても変な意味じゃないですよ。
服を着てるときでも、裸の時でも普通に子供は可愛いものですからね!!
ヌーディストの世界ではファミリーでレクレーションをしたり、思春期の子供達をヌーディストキャンプに出したりしています。
これは子供達に体の成長の伴う不安やコンプレックスを取り除くと共に、男女の性の違いを理解してもらうことで、変な方向に行かないようにすることが目的だそうです。
考え方はいろいろですから何ともいえませんが!!
確かに思春期になれば、ご両親とお風呂に入る事を嫌がる子供がほとんどでしょうけど、いつも一緒にお風呂に入っていたら、子供の体の変化や異常に気づいてあげる事ができるのも事実です。
そういう意味でファミリーでヌーディストビーチに行って、子供達と遊ぶ事を実践しているヌーディストも少なくないと思います。
次回ビーチに行く機会があったら是非実践して欲しいですね。