ウォルマート 2002年の春にウォルマートによる西友への資本参加が発表された時にはさすがにびっくりしま した。私が在米中によく行っていたホームセンターにはKmartTARGETやBradlees(2000年末に倒産)などがありましたが、もちろん、Wal-Martもそのひとつでした。
発表直後、西友にはそれほど目立った変化は無かったと思うのですが・・・。
それでも少しずつ少しずつウォルマート流の変化が出てきているように思います。真っ先に目 に付いたのは"ROLLBACK"と書かれたニコちゃんマーク。ウォルマートの旗印、エブリデイロー プライス(Every Day Low Prices)のマークです。あれが出てきた時はホント懐かしかったです 。
次に気がついたらレジが変わってました。レシートの幅がアメリカのように広いものに変わり ました。POSのシステムももしかしてら、ウォルマート流になったのかも。そういえば、何ヶ月 か前に、近所の西友に行ったらお菓子売り場の隣にビールが並べられていました。データマイ ニング(POSデータのような膨大なデータから規則性を読み取って戦略に生かすこと)といえばウ ォルマートです。「おむつを買うお客は一緒にビールを買うことが多い(おむつを買いに来たお 父さんが自分へのご褒美にビールを買うんでしょうね)」という統計を発見してビールをおむつ 売り場に置くことで売り上げを伸ばしたというのは有名な話です。もしかして西友清瀬店もこ れを始めたのかと、ちょっとびっくりしました。
それからしばらくしたら、子供服売り場にアメリカの"Bugle Boy"というブランドの服が並べられるようになりました。私は、 このBugle Boyというカジュアルブランドが好きでした。もしかしたら私が知らないだけで、これまでも日本でも売られていたの かもしれませんが、この西友で見るまで、他の店で見たことはありませんでした。
先日行ったら、やっぱり子供服ですが、陳列方法が縦に3列くらい陳列するアメリカ流に変わっ ていました。あれだと横だけでなく縦位置も有効に使えるため陳列できる商品数が増えるので はないかと思います。"G"とかいうブランドで薄紫色を多く使ったいかにもアメリカっぽい色使 いのブランドでした(どうやらイギリスで人気のブランドらしいです)。
今後もますますウォルマート流に変わっていくのでしょうが、個人的には家電やガーデニング用品等(つまり、食品と服以外で男でも見ていて楽しい売り場)でも、もうちょっとウォルマートっぽいところを見せてほしいと思っています。