もともとPS/2のキーボードにこだわってみたり、メーカー独自のことをしていないパソコンを欲したのも、Linuxをインストールして使ってみたかったからです。さっそく、160GBあるハードディスクから50GBほど切り出し、新しいパーティションとしました。実はこの時、はじめてCドライブはNTFSなんだということを知りました。Windows XPだとFAT32とかじゃなくてNTFSなんですね。
さて、パーティションも切り終わったし、どのLinuxをインストールしようかと、昔インストールしていたVine Linuxのサイトを覗くと、Vine Linux 3.0がリリースされているというので、これに決定しました。すぐにFTPサイトからISOイメージをダウンロードし、CD-Rに焼き準備完了です。

DELLのような標準的なマシンだからなのか、最近のLinuxのインストーラがすごいのか(その両方だと思いますが)、ほとんど何も考えずにボタンをクリックするだけでVineのインストールが完了しました。マシンを再起動するとVineもきちんと起動され、ログインも何も問題ありません。

何も問題なくLinuxもインストールできたし、めでたし、めでたしと終わりにしようとした時にふと思いました。「あれ、Windows XPはどうやって起動するんだろう??」

そうです。何も考えずにVineのインストーラを進めてしまったため、LILOをMBR(マスタブートレコード)にインストールしてしまったようです。今までWindows98とかとしか共存させたことが無かったのでLILOのインストールについて、何も考えていませんでした。

少し動揺した後、気を取り直してVineからインターネットに接続して回復方法を検索しました。どうやら、Windows XPのCD-ROMから起動して回復コンソールというものからMBRを回復できるようです。そういえば、昔、fdisk /mbrというコマンドを使ったことがありましたっけ。

リカバリCD-ROMによる提供が多い昨今、DELLのパソコンについていたのは、普通のWindows XPのCD-ROMだったようです。このCD-ROMから起動すると回復コンソールが選択できました。でも、どのコマンドでMBRを回復するのかよくわかりません。コマンド名から推測すると、fixmbr/fixbootあたりが怪しいです。結局よくわからなかったので、だめもとで両方実行しておきました。

そして、祈るような気持ちで再起動すると・・・、おめでとうございます。Windows XPが回復しました。何とかOSの再インストールは避けられたようです。

・・・と思っていたのですが、結局 後日、OSは再インストールが必要になるのでした。(続く)


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