先日、職場で見ていた数字に偶然にも「45」と「33」が出てきました。とっさにEP盤とLP盤のレコード回転数が頭に浮かんだので、「まるでレコード回転数みたいだね」と言ったわけです。すぐそばにいた同僚に同意してもらうつもりでした。しかし、彼らはきょとんとしています。不思議に思ったので、聞いてみました。返ってきた答えは、彼らはレコード回転数という知識はしっていても、それを操作した実体験がないとのことでした。

彼らは27歳と28歳です。私は35歳。小さい頃はアニメソングのLPや、雑誌についてきたソノシート(プラスチックぴらぴらのEP盤)を聞いていましたし、少し大きくなってからは前にも触れたようにモンキーズのLPから始まって、薬師丸ひろ子の「古今集」とか、ぱっと思いつくだけでもいろいろなLPを持っていました。めずらしい所ではなぜか、森田童子のLPなんかもありました。「高校教師」で再ブレークする前ですよ。EP(シングル)では、もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」とか、山本譲二の「みちのくひとり旅」とか、持ってましたよ。LPで、うまい具合に曲と曲の間の溝に針を落とす競争を、友達とやった記憶もあります。

さすがに私もSP盤(78回転)の実体験はありません。けれど、まさかレコードを知っている世代の終端の一人だったとは思いませんでした。私の世代(35歳)から27歳くらいまでのどこかに、その境目があるということのようです。うーん、喜んでよいのかどうか、複雑な心境なのです。

そういえば、レコードを知らないということは「A面」とか「B面」なんて言葉も知らないんでしょうね。

みなさんは、レコードの回転数って知ってました? ここの題名を見て飛んできた人は私同様「知ってる世代」だと思いますが・・・。(^^;


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