大人の科学Sシリーズ 電子ブロック EX-150 公式ガイドブック付き

「ボーナスが出たら買おうかなリスト」の1つに電子ブロックEX-150があります。何年か前に復刻版の話が出た時はかなりエキサイトした記憶がありますが、今も売ってるってことは一時的な復刻ではなかったんですね。

思えば、今エンジニアみたいなことをしている原点は

にあるんではないかと思います。高価なおもちゃを買い与えてくれた両親には感謝しなければなりません。

「プラレール」では、手持ちのレールをどう活用すれば、行き止まりの無い大きな線路を組めるか、無い知恵を絞った記憶があります。小さいながらに頭の中で線路のシミュレートをしたのを今でも覚えています。

「電子ブロック」は、抵抗、ダイオード、コンデンサなどが1つ1つのブロックの中に入っていて、それを組み合わせることでラジオやうそ発見器などの電子回路を組むことができるおもちゃです。この電子ブロックでは電子回路のおもしろさを学習しました。ブロックの組み立てに飽き足らず、半田ごてでダイオード検波ラジオを作ろうと、部品を買いに友達と秋葉原に出かけたのが小学3年生でした(この時は親に何も言わずに出かけたのに、のんきにも山手線一周などして遊んでいたため、帰りが遅くなってしまいました。危なく警察沙汰になるところでした)。

「マイキット」は電子ブロック同様、学研から販売された電子回路を組むおもちゃですが、こちらはブロックではなく、本体上のスプリングにコードを差し込んで回路を組むものでした。電子ブロックが150回路組めるのに対してマイキットは200だったと思います。

今の世の中、すべてがブラックボックスで、中身の動作はわからなくても良いものが多くなってきています。操作方法さえきちんと覚えれば良いというのはその通りなんですが、せめておもちゃくらいは組み合わせて創造性が発揮できるものであっても良いかと思います。

少なくとも私は小さい時にこれらのおもちゃで遊んでいたことが今でも生きています。たまには原点に返ってみるのもよいかなあと思いつつ、「ボーナスが出たら買おうかなリスト」に電子ブロックを挙げているわけです。