「ミリンダ、プラッシーの思い出とウィルキンソンジンジャーエール」で、アメリカでは緑茶は健康飲料として認識されているようだという話をしましたが、その時まさに頭にイメージされていたのが、このAriZona Green Teaです。1999年10月9日に記録しています。
日本人的感覚からすれば緑茶には何も入れずに飲みますが、このAriZonaは"with GINSENG and HONEY"、つまり朝鮮人参と蜂蜜入りです。日本人には不評のようですが、私は好きでした。緑茶だと思って飲むからいけないんです。まったく別の飲み物だと思えば結構おいしいんです。
このGreen Teaを作っているAriZona Beveragesという会社は1971年創業の元々はビールを扱っていた企業です。ソフトドリンクに参入したのが1992年ということなので、まだ10年くらいしか経っていないことになります。Green Teaを作り始めたのは1996年で、すぐに一番の人気商品になったようです。
主要な緑茶製品を見ると、普通のGreen Tea(緑茶)の他、Asia Plum Tea(梅緑茶)、Mandarin Orange(柑緑茶)、Diet Green Tea(低糖緑茶)などがあります。緑茶にダイエットもないだろうという気もしますが、それは緑茶の固定概念にとらわれすぎた考え方です。
今、アメリカでは低炭水化物ダイエットが大流行で、"Low Carb"や"No Carb"と書かれた商品が売れているそうですが、AriZonaも黙ってはいません。No Carb Peach Green TeaやNo Carb Blueberry Green Teaなどが商品に加えられています。ここで、そもそも緑茶に含まれる炭水化物って何だろうなんて考えてはいけません。新しい緑茶の飲み方なのですから。
こんなAriZona Green Teaが日本で飲めなくてとても残念なのですが、何年か前にこんなことがありました。1999年10月9日の記録を見たとある教科書会社の人からメールを頂戴し、今や緑茶は世界で飲まれているということを副読本に載せたいので、ホームページ上の写真を使わせて欲しいというのです。私の写真はオリジナルも画素数が少なかったため、在米中にお世話になってその当時まだアメリカにいらっしゃったミテクルさんにちゃんとした写真を送ってくれないかお願いしたのでした。ミテクルさんはこの話に乗ってくださり、最終的には実物をアメリカからその依頼者に送ったくださったようです。はたして今、このAriZona Green Teaの写真が教育現場で使われているのかどうかはわかりません。使われていたらおもしろいなあと思うようにしています。
AriZona Beveragesのホームページ(なぜかhttps接続)を見ると、AriZona Ambassador Clubなるものがあるようです。AriZonaに忠誠心を誓って伝道者として活躍すれば、特典があるようです。アメリカ国内からだけの応募フォームでしたが、さきほど日本から強引に応募してみました。さて、どういうリプライがあるか、楽しみです。
その後、会員証は届きましたか?
いや、そうじゃなくて。
アリゾナに友人がいるので、これを紹介しようと思ったのですが、「AriZona Beverage Co.」ってアリゾナじゃなくてNYにあるんですね。
なんでAriZona Beverageなんですか?製造工場はAriZonaにあるんですか?