江戸東京たてもの園 ドラえもんとはらっぱ

こちらで小金井公園に遊びに行ったことについて触れましたが、今回、その中にある「江戸東京たてもの園」に行ってきました。

江戸東京たてもの園はそれまで(1991年まで)「武蔵野郷土館」があった場所に1993年に開園した博物館で、江戸時代から昭和初期までの歴史的建物が移築されています。墨田区にある江戸東京博物館とは姉妹関係にあります。

この江戸東京たてもの園では平成17年4月10日までの間、「ドラえもんとはらっぱ」と称して特別展示を行っています。昨年(2003年)、昭和のはらっぱを再現したところ、土管が置かれたその風景にドラえもんを思い出した人が多かったそうで、今回はそのドラえもんを前面に出した展示となりました。

とはいえ、屋内でドラえもんのはらっぱに関するパネル展示やのび太の家の模型があるほかは、屋外のそのはらっぱには土管が置かれているだけです。

ただ、そのはらっぱでは最近見なくなった昔のおもちゃで遊ぶことができます。コマベーゴマ、竹馬、自転車の車輪を転がすやつ等です。久しぶりに竹馬に乗りましたが、まだ乗れました。私が子供の時に持っていた竹馬は本当の竹製ではなく、金属製の竹馬でしたが・・・。

このはらっぱのすぐ横でボランティアと思われる方の紙芝居を拝見することができました。昔ながらの自転車の荷台に紙芝居の台を取り付けたものです。さすがに私の世代だと紙芝居の実体験はありませんので、太鼓やシンバル(?)の効果音のある紙芝居はとても新鮮でした。

比較的新しいと思われる紙芝居を2話披露してくれた後に、昔の「黄金バット」をやってくれました。私自身、「黄金バット」は名前くらいしか知りません。ガイコツの男がどうして正義の味方なのかわかりませんが、昔の子供は時代背景に即したかなり高尚な紙芝居を見ていたんだなというのが率直な感想です。いきなり冒頭から「世界征服をたくらむナチスドイツの残党はベルリン陥落後、アルプスの山中に・・・」ですからね。今の子供たちにももっと本物を見せてやるべきじゃないかと思ったりもしました。

「ドラえもんのはらっぱ」特別展示は4月10日までですが、この江戸東京たてもの園には、それ以外にもとても価値のある建物がたくさん建っています。外から見るだけでなく中に入れるのがうれしいです。気になった別の建物については別の機会に触れたいと思います。


ドラえもんのおもちゃ