上野動物園のパンダ

お正月に上野動物園に行ってきました。上野動物園は元旦こそお休みですが、2日からは開園しています。

最近ではお正月といえども営業しているお店が多いですね。池袋の西武百貨店も元旦から営業でした。正月三が日は家でゆっくり過ごすという時代でもなくなってきているせいか、上野動物園も多くの家族連れで賑わっていました。

私のなかの上野動物園のイメージは、やっぱりパンダになります(ちなみに多摩動物園はライオンバス)。1972年に日中国交正常化を記念して中国から贈られた2頭のパンダ、ランランとカンカンのことです。

当時は、ランランとカンカンを見に行ったものの、人の波に流されてランランだかカンカンだかの体の一部がかろうじて見えた、そんな人気ぶりだったように思います。上の写真の通り今でもパンダグッズがたくさん並べられているところを見ると、まだまだパンダは人気者なのでしょう。あの当時ほどの混雑はもうありませんが。

何年か前に多摩動物園に行ったときのことです。入り口のすぐ左側にある建物に入ると、そのドアのすぐそばに2頭のパンダのぬいぐるみが展示されていました。ぬいぐるみにしてはリアルだなと思い近づいてみると、なんとそれはランランとカンカンの剥製でした。ランランとカンカンがその死後、剥製になっているという話は聞いたことがありませんでしたし、それがまさか多摩動物園に置かれているとは思ってもみませんでしたので、かなりびっくりしました。

30年近い月日をおいてやっと間近で見ることができたランランとカンカン。しばらくその剥製の前で見入っていましたが、ほとんどの人が立ち止まりもせず素通りでした。まさかそれがランランとカンカンだとは思わないのか、そもそもランランとカンカンを知らないのかはわかりません。死んでからも見せ物にされるのはちょっとかわいそうな気もしますが、誰も見てくれないというのも悲しいですね。ちょっと複雑な心境になりました。

剥製にされたのはランラン・カンカンだけなのかと思いきや、フェイフェイとホァンホァンの剥製も国立科学博物館に展示されているそうです。今度機会があれば足を運んでみたいと思います。

せっかくのパンダの話題なので、ついでにもう一つ。所沢にはラッキーパンダというのがいます。これに出会うと幸せになれるらしいです。航空記念公園周辺での出没が多いそうですが、私は西武鉄道車両工場跡地で行われたイベントで出会うことができました。


着ぐるみ パンダ