西武線池袋駅の地上改札口の光景です。いたるところに「羽田へは京急だ。間違いない!」の文字が・・・。自動改札機にさえこのコピーがベタベタと貼られています。初めて西武池袋線に乗る人が見たら、ここは京急線乗り場だと思うだろう。間違いない!
何年か前にJR東日本線の車内に京急空港線の広告が出始めた時はちょっとびっくりしました。鉄道会社が別の鉄道会社の広告をするというのをそれまで見たことが無かったので、何ともいえない新鮮な感じを覚えたのでした。
まったく関係のない鉄道会社ならともかく、JR東日本と京急は品川−横浜間では競合関係にあるのだから普通だったら考えられない広告のように思えませんか。JR東日本が太っ腹だったのでしょうか。
2002年にJR東日本は日立物流から東京モノレールの経営権の譲渡を受けました。これでJR東日本と京急は、まさに羽田空港行きでも競合状態になったわけです。それでも最近、JR東日本車内で第2ターミナル開港に関して京急が広告を出していたような気もするのですが、気のせいでしょうか。
話を池袋駅に戻しますが、確かに池袋から羽田空港へ行くには東京モノレールを使用するより京急を使うほうが安くて早いようです(所要時間は出発する時間にもよるのかもしれませんが)。そういう意味では確かに「間違いない! 」のかもしれません。とはいえ、東京モノレールも負けてはいません。JRからの乗り継ぎを便利にしたり、SUICAを使えるようにしたり、快速を増やしたりして頑張ってます。また、不思議なことに土・日・祝日限定の「モノレール&山手線内割引きっぷ」を利用すると、羽田空港から池袋に帰ってくる時は東京モノレールを使用するほうがお安くなるようです。
やっぱり適度な競争があるほうが変化があっておもしろいですね。
ちなみに京急線では各駅で彼が見られるそうです。→ 「羽田へは京急だ。間違いない!」
「ハマ風に流されるがままに…」のまっちゃんです。
この度はトラックバックいただきまして、ありがとうございます。
結構前の記事だったもので、トラックバックされたことに、少し驚いてしまいました。
京急では、ご存知のように長井秀和を起用して各地に大々的に宣伝したり、
赤地に白帯のカラーリングから、青を基調としたラッピング電車を走らせて、沿線利用者にもPRした結果、
12月の1日平均乗降客数が71900人と、前年同月に比べ、約12100人増加したそうです。
今、京急で一番の稼ぎ頭は羽田であることは間違いない!(笑)
ちょっと前まで、三浦半島観光を懸命に宣伝していた京急が、嘘のようです…(^^;