年のせいか最近、手のあかぎれがひどくて困っています。ほっといてもなかなか治らないし治ったと思ったらすぐ別の場所が切れるので、季節病だと思ってあきらめてはいるのですが、TVコマーシャルでおもしろい薬を見つけたのでつい買ってしまいました。その名も「サカムケア。」もちろん、こんなネーミングをするのは小林製薬です。いわゆる水絆創膏とか液体絆創膏と呼ばれる薬です。
思い返せば私が小中学生の頃、自宅にはコロスキンという液体絆創膏がありました。当時は外で遊んでいたせいかあかぎれがひどく、このコロスキンのお世話になっていました。どういうものかというと、まさに接着剤のセメダインです。プラモデルなどを作っていてセメダインが手につくと薄い膜になりますが、あれです。臭い、形状、乾燥後の状態、どれをとってもセメダインそのものです。この液体絆創膏、傷口にぬるので一瞬強烈な痛みが伴いますが、きっとセメダインを傷口に塗ってもあんな感じじゃないかと思います。でも、乾いてしまえば水で洗っても落ちないし、なかなか快適なのです。
私が買ったサカムケアも同じものです。違いはハケつきの容器に入っていることくらいです。マニキュアを塗る感覚で液体絆創膏が塗れるようになっているのです。この容器、ふたを開けた時の状態やハケの雰囲気から、車の小キズを修正するタッチアップペンにそっくりです。とても便利ですが、傷口に使ったハケをそのまま容器に戻すのは衛生上、どうなんだろうって気もしますね。
調べてみると東京甲子社のコロスキンや小林製薬のサカムケアの他にも各社から液体絆創膏が販売されています。
コロスキンの名前も素敵ですが、やっぱりサカムケアのネーミングにはかなわないですね。でも東京甲子社のコロスキンのページのキャッチコピーはなかなかですよ。
「半漁人さん」コロスキンなら、水のなかでも大丈夫。
「透明人間さん」コロスキンなら、見えません。
「ミイラ男さん」コロスキンなら、ホウタイがふえません。
ネーミングならサカムケア、キャッチコピーならコロスキンですが、じゃ次に液体絆創膏を買う時には何を買うかですが、きっと金額的に一番お得なものになるのではないかと思います。(笑)