東所沢にある「いわき歯科医院」にお世話になっています。きちんと説明してくださるので安心して任せられます。インプラント、ホワイトニング、歯列育形成(乳歯矯正)など先端技術の治療も受けられます。よく親子で歯科医をやっている人の子供の方の話として「親の治療は受けたくない」というのがあります。保険が効く効かないは別にしても治療方法は時代とともに進化してきているので、新しい技術を知っている人は古い技術の治療は受けたくないということなのでしょう。その点、「いわき歯科医院」は前向きな感じが漂っています。
「いわき歯科医院」ではクレジットカードでの支払いができる点も個人的には気に入っています。ちなみに院長先生は俳優の椎名桔平さんのお兄さんだそうです。
前置きが長くなりましたが、そこで最近販売され始めたのが「見歯るくん」です。
医療用の口腔内カメラEinstein(アインシュタイン)を家庭用に改良したものだそうです。自宅のテレビに接続することで口の中の状況を詳しく見ることができます。すでに医療用の小型のCCDカメラは自社で開発していたので、技術的には難しいものではないのかもしれませんが、これを一般向けに販売することに意外性があると思います。
なかなか考えられているなと感心したのは、特殊なアタッチメントをつけることで、口腔内カメラとしてだけでなく、毛髪チェックや肌のチェックにも使用できるようにされている点です。案内を見るとお年寄りのルーペ代わりにもなるようです。色々な用途を提案することで家庭内に入り込みやすく仕上げられているようです。
この「見歯るくん」を作っている会社は株式会社アールエフというところで、本社は長野にあります。この会社はNORIKA3という商品も世に出しています。私はこちらで大腸の内視鏡検査を受けましたが、一般的にはバリウムによる胃のレントゲン検査に引っかかると胃の内視鏡検査を受けると思います。最近では吐しゃ反応を抑えるために鼻の穴から挿入する内視鏡もあるそうですが、このアールエフのNORIKA3は根本から考え方を変える仕組みをしています。つまり、薬のカプセルのように飲み込むことでカプセル内のカメラが勝手に消化器官内を撮影してくれるのです。これを最初に知った時はしずかちゃんの身体の中に入ったドラえもんとのび太の話を思い出してしまいましたよ。すごい技術だと思います。
この会社、1997年に歯科業界に新規参入したにもかかわらず現在、アメリカでは歯科用口腔内カメラのシェアを85%も握っているそうです。今までにない技術製品の開発力もすごいと思いますが、短期間で全米を制覇する営業力もすごいですね。
最近、「いわき歯科医院」の診察台には新たに、このアールエフのロゴの入ったモニタが設置されていました。Galileo-X(ガリレオ・エックス)というもののようです。口腔内カメラのモニタとして、レントゲンフィルムのビューワとして活躍するようですが、ワイヤレスでDVDの画面にもなるようです。今後、治療でどう生かされていくのか楽しみです。
アールエフの知―解明!夢を実現する力
プロジェクト・ノリカ―超小型カプセル内視鏡開発物語