所沢にはプロペ通りと呼ばれる大きな商店街があります。所沢は日本の航空発祥の地ということで、プロペラから取ったプロペなのですが、私が子供の頃、この名前が付いた時は私のまわりではあまり評判はよくありませんでした。今では一般に定着していますが。ちなみに最初に空を飛んだアンリーファルマン号にあやかってファルマン通りという通りもあります。
このプロペ通りも時代と共に色々なお店ができたり潰れたりしているのですが、2001年にアメリカから帰国するとお菓子を安売りするお店ができていました。いつできたのかはわかりませんが、久しぶりに行ったプロペ通りでそれを見つけたのでした。
その後、いつだったかそのお店は人気上昇に伴い、売り場面積を倍増しました。ともかく安いのです。これが「おかしのまちおか」でした。
会社に持っていく飴やガム類、ジュースなどはここで仕入れることが多いです。ここで一度買ってしまうと他で買うのがバカらしくなってしまいます。特に賞味期限が身近に迫った商品などは完全なたたき売り状態です。
この「おかしのまちおか」が気になってインターネットで調べたりもしたのですが、あまり情報はありませんでした。ホームページはありますが、詳しい情報はありません。どうやら小売が専門ではなくもともとは問屋さんのようです。となれば、メーカーとのつながりで、色々な事情のある商品が流れてもくるのでしょう。消費者としては、裏の事情はどうでも良く、安くモノが手に入ればうれしいのでこういうお店は歓迎です。
会社名が「株式会社みのや」なのに、なぜ「おかしのまちおか」なのでしょう。この疑問に答えてくれたのがこちらの掲示板でした。こちらの書き込みによると、最初の名前は「町のお菓子屋さん」だったそうです。その後、「みんなのまちおか」と呼ばれる時期を経て、現在では「おかしのまちおか」になっているようです。「まちおか」は「町のお菓子」の省略形だったんですね、なるほど。最初は人名かと思っていました。
最初の店舗は大山店だったようですが、その後、30店舗を構えるまでになっているようです。確かにあの値段なら、リピーターをドンドン増やしていきそうです。
ところでお菓子の問屋というと、個人的には林家三平氏がコマーシャルしていた「二木の菓子」を思い出します。実は、所沢には「二木の菓子」もあります。しばらく、牛沼と呼ばれる場所にドイトの店舗縮小跡にお店を構えていたのですが、現在は新所沢にお店をがあります。