我が家の庭には柑橘系の果物など実のなるものが多いのですが(実際になるかどうかは別問題ですけど)、そのためよく葉っぱが害虫の被害にあってしまいます。一番多いのがアゲハ系の幼虫で、見ていると時々クロアゲハが飛んできては産卵していきます。産卵後しばらくすると黒い小さな幼虫が孵化し、しばらくするとこんな風に大きな緑の幼虫に変身します。彼らは短期間で大きくなるので、食欲も旺盛です。ほおっておくとどんどん葉っぱがなくなります。果物の木なので殺虫剤も使いたくありません。今年は割り箸で見つけたら取り除くという地道が作業をしています。
ところが害虫はこれだけじゃないんです。
まず柑橘系果物の枝にへばりついて悪さをするカイガラムシ、こいつにも困っています。これも割り箸駆除で頑張っています。
ところが金柑の木の葉の被害を見ると、どうもアゲハの幼虫でも、もちろんカイガラムシによる害でも無さそうに見えます。葉をよく観察すると白く筋ができている部分がありました。そうです、これはナメクジではないかと推測したのです。確かに庭の石の下をみると多くのナメクジが発見できました。昼間に犯人の姿が見えないのでヨトウムシというものの線も考えてはいるのですが、インターネットでナメクジを調べると葉っぱを食べるとありましたので、まずはナメクジを重要参考人として調査することにしました。
ナメクジの場合、見えないところに隠れていることが多いので、割り箸で探して駆除というのは少々大変です。退治方法について調べると、ナメトックス という小林製薬が好きそうなネーミングの殺虫剤があることがわかりました(小林製薬製ではありません)。ところが近くのホームセンターで見たら1,000円近くするんです。また、これはまいた殺虫剤をナメクジが食べることで効果があるというので、子供がまちがって食べてしまったりしたら大変です。ということで、今回はナメトックスの使用は断念しました。
さらに調査を進めるとビール を置いておくと夜、そこに集まってくるという話を発見しました。そういえば、そんな話はこれまでにも聞いたことがあります。あちこちのサイト拝見すると、ナメクジはビールに誘われて集まってきて溺れてお亡くなりになるようです。ですから、飲みやすくなっていると飲み逃げされてしまうようです。また、ビールでなくて発泡酒 でも効果があるようです。
ならばさっそくと思ったのですが、ただやるだけではおもしろくありません。せっかくなので黒ビールと最近出てきた「その他の雑酒(2)」で実験してみることにしました。
普段、100円くらいで「その他の雑酒(2)」のドラフトワン を飲んでいる身からすると、どうしてナメクジのために高いエビスの黒ビール を買う必要があるんだろうと少し疑問にも思いましたが、すべては実験のためです。
容器は、ナメクジが入ってきたら出て行きにくいように、ペットボトルで魚のビンドウのようなものを作成しました。ペットボトルの切り口は結構痛いです。痛くてケガをするとナメクジは怖がって途中で帰ってしまうかもしれませんので、ガムテープでやわらかくなるようにカバーしました。そんな準備後の状態が上の写真になります。
これを夜、庭において翌朝、どうなっているかを確認するのです。なんか、とてもワクワクしますね。結果は改めて、この下のコメント欄か、別記事でご報告したいと思います。