さきたま古墳公園 (PowerShot S2 IS)

埼玉県行田市にある「さきたま古墳群」に行ってきました。5世紀末から7世紀頭にかけて作られた古墳9基が点在している場所です。埼玉県行田市埼玉という住所にあって、埼玉県の件名の由来ともなった場所です。

埼玉県民の小学生は社会科見学でここを訪れます(少なくとも私の世代はそうでした)。私の場合、その見学の前にも1回行ってますので、今回は3回目の訪問です。

東北自動車道の羽生ICから15km、関越自動車道の東松山ICから18kmのところにあります。我が家からですと文句なしに関越自動車道ですので、三芳PAスマートICから関越道に乗りました。スマートICは「裏口からどうぞ」という感じで気分が良いです。

瓦塚古墳 (PowerShot S2 IS)

1時間ほどで現地に到着です。車を駐車場に停め、まずはさきたま資料館へ向かいました。入場料50円は良心的です。ここの半券で将軍山古墳の展示室にも入れます。

資料館で見落としてはいけないのが国宝に認定されている「金錯銘鉄剣」です。昭和43年に稲荷山古墳から発掘されたもので、雄略天皇(在位456年−479年)に仕えていた人の記録が残されています。

丸墓山古墳 (PowerShot S2 IS)

資料館を出た後は、古墳の周遊道路を散策しながら一通りの古墳を見て回ることができます。私が小さい頃に訪れた記憶では古墳群の名の通り、古墳がポンポンと立っているだけの場所だったのですが、今はすっかり整備されてしまいました。正式には「さきたま古墳公園」というようです。散策しているとのどかな気分になれます。途中、大きな青大将の死体を発見したりもしました。

稲荷山公園 (PowerShot S2 IS)

古墳のうち、稲荷山古墳と丸墓山古墳には登ることができます。人のお墓に登っていいのかという気もしますが、丸墓山古墳からの展望は最高でした。この丸墓山古墳は日本でも最大の円墳だそうです。昔の人がどのくらいの期間でこれだけの山を作れたのか興味があるところです。

将軍山古墳 (PowerShot S2 IS)

将軍山古墳には展示室がありました。先ほどの「さきたま資料館」の半券で入ることができます。復元された横穴式石室が拝見できます。この古墳に使われた石は千葉県産の房州石だそうで、実物が触れるように展示されていました。古墳を作る労力もすごいですが、車も無い時代に石を千葉から運んでくるのもすごいと思います。

最新の技術に触れるのも楽しいですが、古墳のような大昔のものには別の意味でワクワクさせられます。

ところで、古墳周辺で「行田名物ゼリーフライ」という看板を2度ほど発見しました。ゼリーがフライ? どっかのお店が話題先行で作り出したものなのだろうと勝手に想像していましたが、帰宅してインターネットで検索したら何と行田市のサイトで紹介されていました。ゼリーのフライじゃなかったです。興味のある方はぜひ見てみてください。




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