中央線の高架工事が行われています。車窓から工事の進捗具合を見ながら通勤するのはなかなかおもしろいのですが、しばらく前から気になっていた横断幕がありました。そこにはこう書かれています。
「グーパー運動を推進しよう パー(止まって) グー(了解)」
手足の指をグーパーさせることで健康増進を図る運動のことを「グーパー運動」といいますが、この工事現場で言う「グーパー運動」とはこれとは違うようです。調べてみました。
工事現場での作業内容を紹介してくださっているページ(こちらの現場日記が参考になりました)を拝見すると、「グーパー運動」とはショベルカー等の重機と作業員が接触することの事故を防止するための運動だそうです。
作業員が重機の回転半径に入る際に、手を「パー」にして重機のオペレータにそのことを知らせます。重機のオペレータは、その「パー」に気がついたら手を「グー」にして了解を返答します。
何のことは無い、「グーパー運動」とは、単に重機オペレータとその周辺の作業員のコミュニケーションの方法を定義しただけなのです。でも、このように単一の方法を決めることに大きな意義があるんだと思います。もしこれが無かったら、重機オペレータの応答が「了解」なのか「ちょっと待って」なのかわからないですからね。
あれ、そういえば「グーパー運動」は重機オペレータの応答として「了解」しか決めていないようですね。とういことは、「ちょっと待って」の時は何もしないで単に無視するということになるんでしょうかね・・・。
こんなのもあるんですね・・・。
「ベビーサイン―グーとパーだけで赤ちゃんと会話」