庭には柑橘系の木があります。アゲハの幼虫とカイガラムシはすぐに付くので、気づくと手作業で駆除しているのですが、それでも見逃すことがあります。毎回毎回見逃してどんどん脱皮を繰り返えされてしまうと、いつしか色もこげ茶から緑色の、いかにもヨウチューって感じの幼虫になります。
上の写真の幼虫がそれです。ここまで大きくなると、見逃してやることにしています。よくここまで逃れてきたなあというのが率直な感想です。
あとはどんどん食べてさなぎになって、蝶への羽化のシーンを見せてもらおうと思うのですが、いつもタイミングが合わないんです。今回は何とかしてすばらしいシーンを見せてもらいたいと思っています。
ところが、この発見の翌日、いくら探してもこの幼虫がいないんです。
ここまで発見されずに逃れてきた隠れ上手な幼虫なので、今回もどこかにうまく化けているのかもしれません。でも、見つからないのです。代わりに、前回幼虫がいた辺りにウロウロしていたのが下のコイツです。
そう、カマキリです。なかなか動かないので最初はまったく存在に気が付きませんでした。動かずにじっとしていて、獲物が近づいてきたら捕まえるというのが彼ら彼女らのやり方なのでしょう。昔、関根勤がカマキリをしていましたが、本当はあんな風には動かないみたいです。
アゲハの幼虫は、こいつにやられてしまったのかもしれません・・・。それにしても、あの目だけは怖いです。