名古屋滞在中の空き時間に「ノリタケの森」へ行ってきました。ノリタケとは世界的に有名な食器メーカーです。食器にはあまり興味がありませんが、名古屋出身の友人が就職先としてノリタケに行きたいと話していたのをよく覚えています。
最初にノリタケという言葉を聞いた時は、木梨憲武とイメージがダブってしまって美しい磁器が思い浮かばなかったのですが、歴史は古い企業でした。ちなみにノリタケは則武、地名です。
ノリタケの森は名古屋駅から地下鉄東山線で一駅、亀島駅が最寄駅となります。そこから歩いて5分くらいなのですが、地図を見ると名古屋駅からもそれほど離れていませんでした。特に私の泊まった駅前モンブランホテルからは近いです。名古屋駅から往復400円の電車代を払うなら歩いても良いかもしれません。
本社の敷地内の一部がノリタケの森となって公開されているようです。本社の建物と思われるものもなかなか歴史を感じさせる建物です。
ウェルカムセンターでノリタケの歴史紹介のビデオを見ました。創業者である森村市左衛門氏が日本から世界に輸出できる産業を育てようと尽力した話には感動します。この人、1876年には貿易の仕事をするためにニューヨークにお店を開いているんです。明治維新からわずかしか経ってないですよ。その後、彼の作った会社から分離していった企業にはTOTO、INAX、日本ガイシ、NGKの日本特殊陶業など、有名企業が名を連ねています。
ウェルカムセンターの後、敷地内のアウトレットショップ「ボックス」で掘り出し物探しをしました。アウトレットショップなので規格外品なのでしょうが、素人目には気にならないものです。ノリタケの森へ行ったらぜひ立ち寄ってみると良いと思います。
敷地内にはこれ以外にも色々とおもしろそうなものがあったんですが、私はここで「トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館」に足を向けてしまいました。実は亀島駅からノリタケの森へ歩いてくる途中にこの産業技術記念館の看板を見つけてしまい、そちらが気になってしまってしょうがなかったのでした。帰宅後、インターネットでノリタケの森の案内を見ると、「森村・大倉記念館CANVAS」には行ってみれば良かったと少し後悔しています。