お彼岸なのであります。雑司ヶ谷へお墓参りに行ったついでに鬼子母神へ立ち寄ってみました。雑司ヶ谷のあの一帯が既にそうですが、「本当に大都会東京ですか?」って聞きたくなる空間がとても魅力的です。
鬼子母神はインドの神様で、自分はたくさんの子供の生む一方、周りの子供をどんどん食べちゃう怖い神様だったようですが、お釈迦様に救われ安産・子育の神様になることを誓ったということです。読み方は「きしぼじん」かと思っていたら正確には「きしもじん」だそうです。また、雑司ヶ谷の鬼子母神像は鬼形ではないため、鬼の字の上の点(つの)が付かない字を使うのが正式です。
境内には駄菓子屋がありました。子供たちが駄菓子を選んでいると、「はい、そこまでで42円」なんて声が飛んできました。鬼子母神のお堂は東京都有形文化財に指定されているそうですが、こういう駄菓子屋さんも何か保護があっても良いのではないかと、勝手ながらそう思うのでした。
境内には大公孫樹もありました。こちらは東京都指定の天然記念物です。高さ33メートル、幹の周囲11メートル、樹齢約700年とパンフレットにはあります。現地の案内では、高さ30メートル、幹の周囲8メートル、樹齢は600年以上と説明されていました。いずれにしても歴史があります。関が原の戦いなんかよりも遥か昔からこの地に立っていたことになります。一帯の600年の変化は見ていた者でないとわからないでしょうね。幹に触ってみたかったのですが、柵で覆われていて入れませんでした。ちょっと残念です。
50円握り締めて
ウキウキしていたあの場所に帰して下さい…
きっとね!ユラユラ揺らめいて
心にたどりつきそう。。
素直な自分に…