せっかく複合機を買ったのですからスキャンをしてみました。といっても色々試したわけではなく、どういう手順で行うのか確認する目的で、ネガフィルム、ポジフィルム(いわゆるスライド)、プリントされた写真についてそれぞれ一度だけ実施してみました(なかなか時間が取れません・・・)。
上の写真はポジフィルムのスキャンを準備しているところです。スキャナのフタにフィルムスキャン用のフォルダが格納されているので、これを外して使用します。そのフォルダにポジフィルム、もしくはネガフィルムをセットします。説明書を読むと、ネガフィルムはマウントされていてはいけないと書いてありましたが、スリーブのポジフィルムはダメとは書かれていませんでした。でも、できるのかどうかは未確認です。そして、スキャナのフタの部分にある真っ白のシートを外します。これを外すとフィルムをスキャンする部分が白く光るようになります。このフタをしめて準備は完了となりました。
実際のスキャンはHPソリューションセンターというHPの部署名のような統合ソフトを使いました。前バージョンまではHPディレクタと呼ばれていたものだそうです。Photosmart 3210の仕様を見るとTWAIN互換ドライバと書かれているので別のソフトを使ってもスキャンはできるのだと思いますが、最初なので標準のソフトを使ってみました。
HPソリューションセンターからの使用は簡単で、画面左にある「スキャンフィルム」と書かれたボタンを押して後はほぼそのまま進んでいけば「マイドキュメント」の下の「マイスキャン」フォルダにスキャン後の画像が格納されます。ネガフィルムなどは隣り合った画像をボタン一つで連続してスキャンできるので便利です。
上の映像は20年くらい前に東京都青梅市の御岳山で撮影した夜景のポジフィルムをスキャンしたものです。デフォルトだと200dpiでスキャンするようです。もっと細かくスキャンしようとして変更したところ警告メッセージが出てきたので、デフォルトにしてしまいました。でも、フィルムの場合はもっと細かくても良い気がします。
ポジ、ネガを試した後に15年くらい前にプリントした写真をスキャンしてみました。HPソリューションセンターから「画像のスキャン」を押すだけでした。
使ってみての感想ですが、思い通りにスキャンできたのはプリントされた写真だけで、フィルム系は期待通りの結果が得られませんでした。おそらく、デフォルト設定ではなく、色々と試してみて「勝ちパターン」を構築する必要がありそうです。また、後処理も大切そうです。でも、まあ、取り込んだフィルムが20年も前のものなので(きちんと保管しているものではありません)、既にフィルム自体が痛んでいる可能性も高いですし、写真そのものがひどいということも考えられます。もう少し使い込んでみたいと思います。
あと、どうでも良いことですが、HPソリューションセンターについて1点。スキャンするためのボタンの日本語が上から「画像のスキャン」「ドキュメントスキャン」「スキャンフィルム」となっています。おそらく"Scan something"の日本語訳だと思うのですが、どうせなら「画像のスキャン」に合わせて「ドキュメントのスキャン」「フィルムのスキャン」にして欲しかったような気もします・・・。