私の記憶の中ではレコードはほとんど処分したつもりだったのですが、処分したつもりになっていたレコードも出てきました。もしかしたら、処分しきれなかったものを残しておいたのかもしれません。
この中には私が初めて子供向けで無いLPアルバムとして買ったモンキーズ(Monkeys)のLPもありました(志賀ちゃんと竹谷さんとモンキーズ))。確か、西武池袋線清瀬駅のニチイの中に入っていたレコード屋で買ったんです。よほど印象的だったのでしょう、映像としての記憶が今でも残っています。そのニチイはその後、サティになって、今ではアイラシティという大きなマンションになっています。
数が一番多く残っていたのがビートルズ(Beatles)
でした。当時、最初に聞く無難な洋楽といえばビートルズでしたからね。その延長でその後ジュリアン・レノン(Julian Lennon)の武道館日本公演などにも足を運んだことがあるのですが、そのジュリアン・レノンのレコードが残っていないということは少しずつ淘汰されていったレコードの一つとして処分してしまったのでしょう。
異色なのが森田童子。「a boy」というアルバムです。近所のガレージセールで売られていたのですが、当時、森田童子なんて知らないですから、そのジャケットのデザインに興味を持って買ったのでした。音楽を聴いて、こういう世界もあるんだと驚きましたが、10代の私は不思議な魅力を感じていたと思います。それから数年たって森田童子の「ぼくたちの失敗」がTBSドラマ「高校教師」に使用された時は、時代を先取りしていたような優越感を感じました(笑)。
>ジュン・スカイ・ウォーカーズ(Jun Sky Walkers)はテレビ埼玉の音楽番組で知って聞き始めました。確か、現在では日本テレビのアナウンサーになっている豊田順子さんがアシスタントとして出演してた番組のような気がします(記憶違い?)。このジュンスカのメンバは西武池袋線ひばりヶ丘駅前にある「自由学園」の卒業生でもあるんですね。「レッツゴーヒバリーヒルズ」ではひばりヶ丘のことを歌っています。そんなところに親近感を感じたのかもしれません。
びっくりしたのはビリージョエル(Billy Joel)のベスト版が出てきたことでしょうか。先日、Strangerを買ったばかりですが、私の記憶では自分でビリージョエルのアルバムを買った記憶はありませんでした。本当に自分で買ったのでしょうか。実は写真に写っていないレコードで人から借りっぱなしになっていたものも出てきています(ヤバイ)。今さら返せないので墓場まで持っていこうかと思っていますが、もしかしてこのビリージョエルのアルバムの誰かからの借り物・・・?
この他にも松田優作主演「探偵物語」の主題歌を歌ったSHOGUNのレコードなども発掘されました。いやあ、懐かしいです。でも、何より楽しいのは、既に消え去ってしまった自分の記憶を今の自分が客観的に推測していることでしょうか・・・。
