学生であった時には日常的に触れていても、学生で無くなった途端にまったく見なくなるものって結構多いと思います。上履き、体育着、先割れスプーン、レモン石鹸にトイレの花子さん、などなど。
上にある写真の機械もその一つです。グランドに白線を引くのに使うものです。ドッジボールのコートを書いたり、徒競走のコースを書いたりと大活躍だった、この機械です。
運動会の会場でこれを見つけ、とても懐かしく感じて写真に撮りました。ところが、この機械の名前を思い出せなく苦労しました。
最初に考えたのが「ラインマーカー」でした。このラインマーカーで検索すると確かに上の機械の写真もヒットするのですが、どうもしっくりきません。その後、調べてみると「ライン引き」と呼ぶのが一般的のようでした。グランドマーカーという言葉も出てきましたが、どちらかということ、こちらは地面に打ち込む目印のことを指すことが多いようです。
「ライン引き」ですか・・・。学生時代にそんな呼び方をしていたのかどうかすら思い出せません。どうもピンと来ないんです。
思えばこの「ライン引き」を触れるのはある種のステータスシンボルだったように思います。先生からこの「ライン引き」の作業を任されるには、それ相応の信頼関係を先生と築いていなければいけませんから。残念ながら私はほとんど触った記憶がありません。そういう人間はそっと体育用具の格納庫に忍び込んで、意味も無く線を引いてみたりしたのでした。懐かしい思い出です。
今回、この「ライン引き」をネット上で検索してみたら、エバニュー(EVERNEW)とトーエイライト(TOEI LIGHT)という会社の商品ばかりがヒットしました。エバニューはポリタンク等のアウトドア用品で知っていましたが、トーエイライトは初めて聞く会社名でした。元々それほど需要の見込める商品でもありませんから、この2社がシェアの大部分を握っているのかもしれません。
EVERNEW スーパーライン引きWZ