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ここまでわかったボケる人ボケない人

誰だって年をとった時にボケたくはありません。私もボケたくはありません。また、ボケは進行を止めることはできたとしても、現在の医療技術では元に戻すことはできません。

本書はそんな心理をくすぐるようなタイトルです。つい手にとってしまいましたが、実はそれより気になったのが著者でらっしゃる松川フレディさん。湘南長寿園病院の院長であり、テレビにもよく出てらっしゃるそうです。テレビに出ているというのでフレディというのは芸名なのかそれとも本名なのか、実はそれが一番気になってしまいました。

普段、ご老人に接していることが多くボケに関して多くの事例を見てきた著者だけに、本文で語られる言葉は具体例を伴い説得力があります。性格別、仕事別、家庭環境別と要注意な部分が詳しく書かれていました。結論を一言で言ってしまえば「生きがいを持つ」ことが大切ということになるようです。

個人的にはもうちょっと医学的な記述も欲しかったと思うのですが、裏を返せばどなたでも気軽に読める内容です。例えば、巨人ファンはボケるけれぼ阪神ファンはボケないとか。気になる方は本書をお読みください。

最後に「フレディの遺言」という章があります。ここでは著者自身がボケてしまったら、周りの人にはどう対応してほしいかが綴られています。誰だってボケる可能性はあって、そんなときはこう対応してあげて欲しいといった著者のやさしさがこのような形で表現されているのだと思います。実はこれが一番言いたかったのではないかとさえ思えました。

ちなみに、松川フレディというお名前は本名のようですね。 アルファウェーブという商品の推薦をされているのですが、そこのサイトからたどった先の紹介欄に「本名」と書かれてましたので・・・。