最近、大発見をしました。大発見といっても自分自身に対する発見なので、他の人が読んでも楽しくないでしょうが、まあ話さずにはいられないようなことです。
実は私、算数の「算」の字を間違って覚えていました。竹の下は目であるのが正解ですが、私はどこでどう間違ったか日と思っていました。今までの人生で何回この「算」の字を読んで書いてきたかわかりませんが、この年になるまでその間違いに気づかずに、また気づかせてくれる人もなく過ごして来れたのは自慢できることではないかとさえ思っています。
子供の漢字練習の答え合わせをしている時に、竹の下に目を書いている子供の字をバツにしてしまったことでこの誤りに気づきました。
子供の漢字練習といえば書き順も大事です。テレビでタレントさんが間違った書き順でボードに字を書いているのを見ると思わず指摘したくなってしまうくらい書き順には自信があったのですが、これも子供の答え合わせでだいぶ自信を失っていました。そこにとどめを指すかのように気づかされた「算」の字の間違い。どちらかというと、とどめというよりはそんな次元を通り越してしまった、まさに大発見になったのでした。
思えば、小さい頃は耳から音を聞くだけで言葉を覚えるので音と字の関連性がなく、結構大きな勘違いをしてきました。
所沢駅前の西友には良く買い物に行ってましたが、ある日広告か何かで見た「西友」という字が「せいゆう」と読めずに「にしともってなあに?」と聞いてしまったことがありました。
人間ドックを人間ドッグと勘違いしていて、どうして「人間犬」になるんだろうと真剣に考えたこともありました。
「薬剤師」ということばに何となく恐怖感を抱いていた時期もありました。きっと、頭の中では「ヤクザ医師」という言葉を当てはめていたのだと思います。
でも、こういうのって普通は大人になる過程で少しずつ間違いが訂正されていくもののはずです。でも、「算」の字だけはこれまで時々あったであろうそのような修正の機会をうまく逃げ延びてここまで来たのでしょう。こう書いていて、改めてほめてあげたくさえなりました。
誰しもあるとは思います、子供の頃の勘違いが大人まで引き継がれること。思い当たるふしがある方はぜひコメントください。共に喜びを分かち合いましょう。