週末、所沢市にある所沢市立埋蔵文化財調査センターに行ってみました。ここは所沢市内の遺跡の発掘調査と出土資料の整理・収蔵や埋蔵文化財に関する情報や資料の公開・提供を行う施設として平成6年4月に開館したものだそうです。
ところが行ってビックリ。オープンは平日のみで、土日はお休みでした。清瀬郷土博物館や水子貝塚古墳の展示館のように土日も開いていることを期待していたのですが残念です。最近、思いつきで行動してしまう事が多く、こんなのばかりです。行く前に事前調査が必要ですね。
それでも、この調査センターの裏手にある白旗塚を見て登って来ました。
この周辺一帯は小手指ヶ原と呼ばれ、その昔(1333年)、後醍醐天皇に応え鎌倉幕府討伐のために現在の群馬県で挙兵した新田義貞が、幕府軍と一戦を交えた場所として有名です。と書いてはいますが、行ってみて初めて詳細を知りました。小手指ヶ原古戦場という言葉は所沢市民時代から知っていましたが、そんな有名な場所だったんですね。正直、白状すると新田義貞がいつの時代の人だったかも忘れていました。
そして、そのなだらかな一帯にポツンとあるのが白旗塚です。人為的に作られたのであろう甘食のような形をしたその小山は、新田義貞が源氏の白旗を立てた場所なのだそうです。
確かに周りがよく見渡せ、指揮を執るには好位置だったと思います。ただ、雪があったせいかとても寂しげな雰囲気が漂う場所でした。犬の散歩をしている人がすぐそばを通ったりして、今でもそこには普通に人が暮らしています。大地を通して過去とのつながりを感じたのでした。