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3月10日は一晩にして10万人近い人が命を落とした東京大空襲の日です。
たまたま、今、清瀬市郷土博物館で東京空襲資料展というのをやっているのを知り、行って来ました。この東京空襲資料展というのは、「広報東京都」によると、清瀬市郷土博物館のほか、江戸東京博物館会議室と調布市西部公民館の3箇所で平行して開催されています。
清瀬市郷土博物館では、3月8日から3月19日まで行われていて、清瀬市平和祈念展と同時開催となっています。
建物2階の会場では、半分が東京大空襲についての展示で、もう半分が広島の原爆に関する展示です。原爆のほうは佐々木禎子さんに関する展示が多くされていました。
小さな会場なので両方見てもそれほど時間はかかりませんが、今回の目的は東京大空襲の方だったので、どちらかというとそちらに時間の多くを割いて拝見しました。
展示されていた、廃墟となった東京の写真の多くは、「写真版 東京大空襲の記録」でも多くの写真を提供されていた石川光陽氏のものでした。当時、一般人による写真撮影は制限されていたため、公的に認められて写真を撮影していた氏の写真はとても貴重です。それでも、展示されていた写真の中には民間人のものもありました。
焼夷弾も展示されていました。1本1本はとても小さかったことがわかりました。空襲の記録などを読むと、「すぐ目の前に焼夷弾が落ちた」というような表現を目にします。あまりイメージできなかったのですが、焼夷弾の実際のサイズを見てこれが納得できました。
私が行った時には会場に誰もおらず、まさに貸切状態でした。ちょっと心配でしたが、すぐに人が増えてきました。入場は無料です。19日まで開催していますので、多くの人に足を運んでもらいたいと思います。