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ピロリ菌抗体値の低下

 以前、「ランサップ800でピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の除菌」というのを書きました。人間ドックの血液検査でピロリ菌抗体が陽性となったため、ランサップという薬を飲んだという話です。

 あれから半年、大宮シティクリニックで人間ドックを受けてきました。今年は便潜血もなく気分爽快で帰って来たのですが、この日の血液検査でピロリ菌の除菌判定を行うことをすっかり忘れていました。血中の抗体はその原因が除去されてもすぐに無くなるものではなく、半年くらいたたないと検査ができないのです。

 この事は後日郵送されてきた検査結果を見て思い出しました。ところがどうでしょう。上の画像の通り、引き続き「陽性」のままでした。

 かといって、これをもってしてピロリ菌の除菌に失敗したと判断するのは早計です。抗体を示す数値を見てください。これが何なのかさっぱりわかりませんが、間違いなく陽性だった時と比べると、その数値は10分の1以下にまで落ち込んでいます。素人の個人的な感触では、除菌成功という気持ちに傾いています。

 今度、産業医の先生と面談があるので詳しくはそこで聞こうかと思っているのですが、急いで結果を知りたければ血液検査以外の方法で検査することも可能だそうです。また、もし除菌に失敗していたとしても、ランサップを飲み続ける期間を延ばす方法や、もっと強力な抗生物質を飲む方法など、取り得る策はまだあるというので安心です。

 などと考えていたら、最近では、ピロリ菌の感染が花粉症の発症を抑えるという研究もあるそうです(参考「ピロリ菌が花粉症を抑制する!?」)。この考えは以前ご紹介した「清潔はビョーキだ」や「笑うカイチュウ 寄生虫博士奮闘記」に通じるものがあります。確かに私は花粉症からはほど遠い場所にいるような気がします。でも、これがピロリ菌との共同生活の恩恵だったとすると、ある日突然、ピロリちゃんに三行半をたたきつけたしっぺ返しがあるかもしれないということになります。

 これには少しビクビクしていますが、まあ、胃がんになるよりは良いでしょうね、間違いなく。


これでわかるピロリ除菌療法と保険適用