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これまでにも何度か話題にしている通り、雑司ヶ谷霊園に墓地がある関係上、半年に1度はその雑司が谷周辺に出向いています。あの辺を歩いていると、本当にそこが山手線の内側であるのか疑いたくなってしまうような町並みが続いているのですが、このところ異変が起きています。
1年前に都電の雑司が谷駅近くに行った時に何やら工事が始まっていて気になった看板が上のものです。これによると、東京都市計画道路事業幹線街路環状第五の一号線という道路の工事で、目白通りからグリーン大通りに抜ける幅30mの道路だそうです。
それから半年後、今から半年前になると、雑司が谷駅周辺はさらに更地になっていてびっくり。豊島区のこの工事地図を見るとわかるように都電と平行して道路が延びています。都電の両脇を車が走るんでしょうか。
さらにそれから半年、つまり今年の3月末になると、これまでいつもお墓参りに行ったときにはビールなどを買っていた酒屋さんが無くなっていました。その跡地は、何か発掘調査を行っていました。工事現場で何か遺跡が出てきたのでしょうね。
あの静かな場所を車がビュンビュン走るようになる姿をあまり想像したくはないのですが、もうここまで工事が進めばあとは時間の問題なのでしょうね。都心でも、今ある家や建物を潰して道路が作られるということに結構驚いているのですが、上記の計画を見るとかなり数があるんですね。さらにびっくりです。
状況を詳しくは知らないので、本当に必要な道路なのかどうかの是非はあえて触れないでおきますが、町の景観というのは日々変わっていくものだということを改めて認識しました。
あのあたりは学生時代からふと思い立って散歩したりする、なごみの空間だったので、切実な印象として、時代が変わるということは世界が変わってしまうことなんだなぁと寂しい感じがしました。