清瀬には緑地保全地域が3つあります。中里緑地保全地域と松山緑地保全地域、それに御殿山緑地保全地域です。このうち、先の2つは清瀬10景にも選ばれています。せっかくなので2つまとめてご紹介しましょう。
1枚目の写真は中里緑地保全地域のものです。そして2枚目の写真が松山緑地保全地域です。どうです、違いがよくわかりませんね。たまたま、どちらの写真もクヌギやコナラが並んでいる場所だからかもしれません。昔はどこにでもあったような雑木林の風景です。
カブトムシやクワガタを見つけるにはちょうど良さそうな感じです。でも、遊歩道以外への進入を禁じるようにロープが張られています。そこで、そもそも、緑地保全地域とは何だろうということが気になりました。調べると、保全地域とは東京都が「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づいて指定するものだそうです。自然環境保全地域、森林環境保全地域、里山保全地域、歴史環境保全地域、緑地保全地域の5種類からなります。地域内では建築物の建造等、色々と規制があります。公園とは違い、場合によっては人の立ち入りを制限することもあるそうです。現在、指定地域は45ヶ所です。
指定されることで緑が残されることは喜ばしいことです。でも、裏を返すとこうでもしないと残っていけないということにいなりますね。少しさびしい気もします。
最後の写真は、松山緑地保全地域にあるヒマラヤスギの大木です。清瀬10景の説明では「王様のように君臨している」と表現されています。確かにその通りだと思います。存在感がありました。