その昔、1992年の頃の話ですが、仕事で所沢から大宮まで通っていたことがあります。東所沢駅から武蔵野線を利用していましたが、毎日のように見ていたのが荒川の河川敷に作っていた荒川第一調節池でした。今では彩湖として有名です。洪水を予防する治水、水道水としての渇水に備える利水の両面のみならず、周辺の公園整備も行われて多くの人が楽しめる場所になっています。
前から行ってみたいと思いつつ行ったことが無かったので足を運んでみました。
彩湖といっても広く、色々と遊び場があります。秋ヶ瀬公園には時々行くので、そちらから荒川彩湖公園に行ってみようかと思ったのですが、せっかくなら展望も良さそうな彩湖自然学習センターに行くことにしました。
ここに行くには彩湖・道満グリーンパークの駐車場に車を入れる必要があります。そして、そこに入るには東京外環自動車道の横を走る国道298号線を利用するとのことで、その指示に従いました。上の写真にあるちょっと近未来っぽい電光掲示の看板のところを左に入ります。和光方面から行くと、ちょうど彩湖の上を渡る幸魂大橋(さきたまおおはしと読むらしいです)を渡ってすぐの所です。
この彩湖・道満グリーンパークの駐車場は何箇所かに点在しています。見た目に一番彩湖自然学習センターに近い駐車場(入って一番最初の駐車場)に止めたつもりだったのですが、車を降りるとセンターまでの道がありません。というのが冒頭の写真です。見えるけれど、アプローチするための道が無い状態です。背丈ほどある雑草の中を進むわけには行きません。ということで電話をしたところ、駐車場が間違っていたようです。センターからはこちらの場所が見えるようで、誘導してもらいました。
センターの館内は1つのフロアは狭いものの、1階から5階まで魚や昆虫など自然環境が学習できるようになっていました。上の写真は4階です。昆虫の標本なども気軽に触れるように置いてありましたが、触ってよかったのでしょうか。
展示内容はもちろんですが、実はそれ以上に私が楽しみにしていたのがこのセンターからの展望でした。5階には屋内からの展望室もありますし、屋外に出て展望を楽しむこともできました。屋外にはレンズ式、屋内にはテレビモニタ式の望遠鏡が設置されていましたが、どちらも無料で使えました。お金を入れて時間にハラハラしなくて良いのは気持ちよいです。
ここからは遠くの山並みを眺めることもできるそうです。私が行った日は何も見えませんでしたが、冬など空気の澄んだ日であればかなり綺麗な山々が見られるのではないでしょうか。ちなみに上の写真の右側に見えるのが私が最初に間違って車を止めてしまった駐車場です。平日に行ったのでここの駐車場には1台も車が止まってませんでした。有料駐車場ですが、平日は1時間まで無料なので助かりました。
上の写真の奥に見えるのはもちろん彩湖です。そして、写真手前には池が写っています。これはミニ彩湖というそうです。人造物なのかどうか、どういうものなのか調べてきませんでしたが、少し気になる存在です。