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これまた気になっていた映画「亡国のイージス」を見ました。
海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」が、艦の副長 津と隣国の工作員によって乗っ取られ、日本政府に対して要求を行うというすごいストーリーです。
私はもともと、ストーリーを読んでおいてから映画を見たため、純粋に楽しむことができました。でも、原作を楽しんでいた人には結構、酷評されているようですね。その点、私は原作を知らなかった分、得をしたのかもしれません。
とはいえ、見ていてよくわからない点も多くありました。中井貴一さん演じる工作員の仲間に強い女性がいましたが、あの方がそもそも何者なのか、何の存在価値があるのかいまいちわかりませんでした。また、寺尾聰さん演じる宮津が、このような事件を起こすに至るまでの心の葛藤が完全に欠落しているので、説得力が少し弱かったようにも思いました。実は、先日書いた「博士の愛した数式」を見た直後だったので、博士のイメージとだぶってしまったのも一因です。
この映画のすごいところは、自衛隊の全面協力で撮影しているところでしょうか。ストーリー的には自衛隊にマイナスかもしれませんが、映画に撮影協力したということで間違いなくプラスに機能しているように思います。
映画を見て、そして他の人の映画に対する評価を読んで、今度は原作を呼んでみたくなりました。
同じ感想です。もう少しキャラクターのディテールに
気を配って撮れなかったのでしょうかね。
でも、仰るとおり、迫力は満点でしたし、結果として自衛隊にはプラスに作用したのでしょうね。