昔、アマチュア無線を楽しんでいことがあります。趣味としてのほか、行楽地での連絡手段として重宝しました。でも、ケータイが出てきて私の中では完全に落ち目。いつの間にか5年に一度更新が必要な無線局免許状も更新しないままになってしまいました
そんな中にあって今でも趣味として楽しんでいる無線があります。免許不要の無線です。大きくわけて2種類あります。一つが昔からある27MHz帯を使用するCB(市民無線)です。写真の上二つの無線機がこれに該当します。そして、もう一つが後発の420MHz帯を使用する特定小電力トランシーバーです。一時期スキー場などで多用されたいわゆるトランシーバーです。
どちらも無資格・免許不要で使用できる代わりに通常では市街地で数百メートルから数キロメートルしか交信できません。ところが、驚くことに山などの高所に行くと、100キロメートル以上の交信が可能になります。そして、不思議なことにこの手の愛好家が実は多くいるのです。苦労しないと交信相手が見つからない点と、苦労した後に誰かと交信できた時の意外性が魅力です。アマチュア無線と違って無線機の改造や外部アンテナの使用が許可されていないので、誰でも無線機を買った状態で使用するしかありません。貧富の差が出にくいと言えます。つまり、あとは足を使って努力するわけです。そこも、CB・特小の醍醐味だと思っています。
私が普段使用している上の4つの無線機を簡単に紹介します。
まず、写真左上の無線機です。SONY製のICB-87Rと言います。CBのメイン機種です。ロッドアンテナを伸ばすと2メートル近くなるのでかなりでかいです。最近、このロッドアンテナがヘリカルアンテナになったICB-87Hという機種を映画でみました。「踊る大走査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!」です。高杉亘さん演じる特殊部隊のリーダーがこの無線機を使用していました。その大きさから軍用機のようなイメージをかもしだしていました。ある世代より上の人であれば、学校の遠足などで先生がこの手の無線機を使っていたのを見たことがあるでしょうが、最近の子供の目には新鮮に写るようです。すれ違いざまに子供に「でけえ〜」と言われたことがあります。きっとケータイと勘違いしたんでしょう。確かに初期のケータイはこんな感じでしたね。また、長いロッドアンテナを見て「釣りするの?」と聞かれたこともあります。どこにも川など無い場所だったのに・・・。
写真右上の無線機はSOY製のICB-707と言います。見るからに趣味的な要素の強い機種です。使い勝手の良い無線機なのですが、送信性能も受信性能のICB-7Rに劣るため、あまり使われることのない無線機です。
写真左下は、特小トランシーバーのUBZ-L5です。KENWOOD製です。こんな小さなトランシーバーで遠くと交信できるととても不思議な気持ちになれます。ちなみに、特小の送信出力は10mW(ミリワット)です。これは家庭用のコードレス電話の子機と同じです。裏を返せば山の上でコードレス電話を使用したりすると、かなり遠くまで通話内容を撒き散らしているということにもなりそうです。
最後の写真の右下の無線機はアルインコ製のDJ-R20Dと言います。特小でできることはほとんどすべてできると言っても良い機種です。特におもしろいのがリピーター機能です。ある地点とある地点で交信しようとしても距離がありすぎて交信できないことがあります(特小では交信できないことの方がが多いのですが)。そんな時に地点と地点の間にリピーターという中継局を立てて交信できるようにするものです。このリピーターが山の上に設置されると、飛躍的にに交信エリアが拡大します。有志の方があちこちにリピーターを立ててくださっているので、特小も結構便利に使えるようになりました。ちなみにDJ-R20Dはリピーターを使えるだけでなく、リピーターそのものになることもできます。
こんな感じでCBや特小を楽しんでいる今日この頃です。もし、興味を持たれた方がいれば、「CITIZENet」さんや「トランシーバごっこ」さんを読まれるともっと詳しいことがわかると思います。
本日は、初交信ありがとうございました!
突然、強く入感したので、Es?っと思ったのですが、サイタマと聞いて、おお〜、Esでこんな中距離あるの?っとビックリしていました。
しかし、お台場と聞いて納得しました。
私は、東京都中央区の佃大橋付近で運用していましたが、実は、ここでは、Esで1局交信しただけで、GWの交信もなかったので、とても感動しました。
しかも、サイタマKM117局のお友達局と知り、本当に驚きました。
このように思わぬ交信ができると、本当に嬉しかったり感動します。
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。