セロハンテープをセットしておき、必要な時に必要なだけ引き出してカットできる台があります。テープカッターと呼ばれるものです。台が重いので、片手でテープを取り出すことができます。
今、この台を100円ショップで105円で買うことができるんです。それなりに使用しましたが、ついに壊れてました。持ち上げようとしたら、台の中に流し込まれていたセメント(?)がスポンと抜けてきてしまいました。
足の上などに落ちたら痛かったかと思いますが、幸い、テーブルの上での崩壊でした。でも、壊れたセメントがバラバラになって散乱していまいました。
その昔、この片手で操作できるだけの自重のあるテープカッターは憧れの的でした。ピンポンパンのお姉さんが工作の時間にセロハンテープを使うのですが、その時のカッターがこれだったのです。他にも昔のお店は紙袋を使用していたので、それをとめるためのレジ横にあったセロハンテープ台もこれだったと思います。
ところが、当時、我が家にあったテープはオマケに付いてくる金具のカッターをテープにまきつけただけのものでした。もちろん両手でテープを切り取らなければいけません。その後、少しステップアップして、テープを丸ごと覆うことのできるセロハンテープ台になりました。でも、自重が無いので、片手で操作することはできませんでした。さらにしばらくたってからそれなりに高価なものとして重いセロハンテープ台が我が家にやってきた記憶があります。
そんなわけで、このセロハンテープ台には人一倍思い入れがあります。これまで、とても高価なものというイメージがありました。でも、それが今では100円ショップで買えてしまうのです。テープとテープ台の値段が変わらないというのは不思議な感じです。
先日、それが壊れてしまいました。中にセメントを流し込むだけで、そのセメントの形だけで留められている簡素なつくりでした。まあ、100円なので特に文句もありません。
でも、高価だったセロテープ台が安くなっただけでなく、簡単に使い捨てられる商品になってしまったようで少し寂しい気もします。