私じゃないんですが、身近な人間がキャノンの写真プリンタSELPHY CP720を買いました。購入からセッティング(というほどのことはないのですが)までを私がやりましたので、少し使い勝手をレポートしたいと思います。
実はこの機種を選んだのも私なのですが、念頭においたのはパソコンが無くても簡単な操作で使用できて、プリントが綺麗なことです。
上の写真は一番簡単な使用方法が紹介された説明書とその上に広げた本体です。予想通り操作はとても簡単でした。箱から出してプリントするまでの手順はこうです。
- 本体の横カバーを開けてインクカートリッジをセットします
- ペーパーカセットに用紙を入れ、本体にセットします
- ACアダプタから電源コードをセットします
- 本体の電源ボタンを押します
- カメラから取り外したメモリカードをセットします
- 液晶に撮影した画像が表示されるので、矢印キーでプリントしたい画像を選びます
- 日付も一緒に焼きこみ(?)たければ「DATE」キーを押します
- 「PRINT」キーを押してプリントを開始します
昇華型熱転写方式という方式で印刷するので、プリント品質はとても高いです。最近ではインクジェット方式のプリンタもとても綺麗なのですが、私自身が古いので写真画質といえば昇華型という思い込みが強かったりもします。
インクと用紙は決まったものを使用します。用紙とその用紙を印刷するだけのインクがセットになって販売されています。Lサイズ36枚セットのKL-36IPが定価で1,260円。それが3パック入った108枚セットが2,700円です。36枚というのは写真のフィルムから来ているのでしょうね、きっと。この108枚のセットで考えると、1枚あたり25円です。パンフレット等で1枚あたり25円といっているのはここから来ています。実際には定価よりももう少し安く買えるので、1枚あたり23円ぐらいでしょうか。
インクジェットと違って他社製のインクや用紙は使えません。でも、機械にそれほど強くなく操作も簡単なほうが良いという人には、これもプラスです。常に同じものを買えば良いのですから、悩むこともありません。用紙と同時にインクも無くなるというのもわかりやすいです。
プリント時間は1枚あたり1分ほどです。これが長いのか短いのかわかりませんが、インクジェットと違って印刷過程は見ていて楽しいです。カセットから本体に吸い込まれた用紙は一旦本体の後ろ側に排出されます。そこから本体を4回通ってプリントされます。1往復毎に単色がプリントされます。3色重なった後の最後の1往復はオーバーコートです。
このCP720は、夏前に出たCP730の廉価版として出てきたようです。省かれた機能は、外部バッテリの接続機能や、トリミング・補正機能です。この手のお手軽プリンタを使う人にはそれほど必要な機能にも思えないので、その分お安く買えるのであればうれしいと思います。本当に色々やりたいのであれば、パソコンに接続すればよいのですから。ちなみに私は、Joshin webで11,800円でした(税金、送料込み)。もっと安いところもありますが、Joshinの場合、実店舗で修理を受け付けてくれるというので決めました。
最近、通販広告を見ていると、このCP720は他のデジタルカメラと抱き合わせで販売されていることが多いようです。単体だと売れないんでしょうか。確かに最近ではインクジェット方式のプリンタの陰に隠れてあまり目立たない存在です。でも、サイズはとても小さいです。時々、お手軽に何枚かプリントしたいのであれば重宝するプリンタではないかと思います。
私自身はといえば、まとめてプリントするので相変わらずアライカメラさんにお世話になっています。
私も家の者がCP330ですが、持っています。
親と旅行したようなときに、その場でプリントして渡せてしまうので重宝しています。
プリントもきれいですし紙が出たり入ったりして単色刷りを重ねていくのを見ているのも楽しいです。
一眼レフだと左右が切れてしまいますが、コンパクトデジカメやパソコンと一眼レフは縦横比が違うので仕方ないですね。その日のうちに家や旅館でプリントして配ってしまえるのは楽ですし、パソコンを使わなくてよいのは年配の方にもやさしいと思います。