通過駅として新宿駅はよく利用するものの、降りて何かするというのはあまりありません。年々行く頻度も減っているように思います。先日、都庁の展望室に行った時は確かに新宿ではありますが、あの時は都営大江戸線の都庁前駅を使ったのでした。
それでも、久しぶりに飲み会で夜の新宿にやってきました。
さすが、華の都、大東京です。ネオンがキラキラしていて、普段、空堀川とか中里緑地のような森や水の写真を撮ることが多い私にとって、このキラキラは別世界です。せっかくだからとケータイで撮影してみました。さすがに普通の日はカメラは持ち歩いていません。
ところが、ここで少し驚くことがありました。ちょうど、今そこに立っている人がいなくなったらそこから写真を撮ろうと思って待っているとなかなかどきません。何しているのかなと近づいてみてみるとケータイで写真を撮っているんです。そんな人を何人も見ました。中にはデジカメで撮影している人も見ました。確かにこの時期クリスマスイルミネーションがあるので、それを撮影しているのなら納得です。でも、彼ら(というか彼女らのほうが多かったですが)は、ネオンなどの普通の街並みを撮影しているのです。
みんな何のために撮影しているんでしょうか。自分でも撮影しているので、そんなことを思うのもなんですが、不思議です。少し前ならば見られなかった光景です。確かに写真をフィルムでしか撮影できなかった時代には1枚の撮影にかかるコストが高かったです。その後、デジカメが出てきて撮影コストに関する問題はクリアされました。そして、今ではケータイです。写真撮影が手軽にいつでもできるようになった結果でしょうか。
私は、人前でカメラやケータイを出して撮影するのはかなり恥ずかしいと思っています。いつも意を決して撮影しています。でも、街中でケータイを構えて色々撮影している人たちを見ると、そういう感じは受けません。堂々としています。ああいう態度は少し見習いたいなあと思う今日この頃です。行き着くところは性格的なものなのでしょうが・・・。