所沢市の埋蔵文化財調査センターです。1年ほど前に訪れた時には休日で中に入ることができませんでしたが、先日、平日に立ち寄ることができました。
市内で発掘調査された遺跡についての資料展示や、出土品の復元調査などが行われています。ここは展示されているだけかと思ったら、ここで実際に復元の作業が行われていました。
所沢市の遺跡分布という地図がありました。市内のあちこちに遺跡があるのは驚きです。私が小学生の頃、安松神社の裏手で土器拾いをして遊んだのはどうやら山際遺跡か下安松遺跡と呼ぶらしいです。今思えば拾ってきた土器をくっつけると結構良い形になったりもしたので、真面目に取り組んでいれば良かったかと少しだけ後悔しています。
それはさておき、なによりこのセンターでぜひみてもらいたいのがこのミヤコタナゴです。昭和49年に国の天然記念物に指定されています。昔は柳瀬川にも住んでいました。二枚貝に産卵して繁殖するのですが、水質の悪化等でその二枚貝そのものが生息しなくなり、昭和58年を最後に柳瀬川からも姿を消したそうです。このセンターで見られるのは平成8年から行われている人工増殖です。
一度壊れた自然を元に戻すのは容易ではありませんが、それでも柳瀬川は私が子供の頃と比べると雲泥の差がありますから(もちろん良くなってます)、目標は大きく持ちたいですね。