最近、インフルエンザの薬タミフルの副作用による若年者の異常行動がよくニュースになっています。前から因果関係について色々と議論されてはきていましたが、こう何度もニュースが続くと因果関係はあるように思えてきてしまいます。
普通に風邪薬として処方された薬を飲んだだけで高いビルから転落など、親としてはいたたまれないと思います。ちなみに、私は何年か前にインフルエンザにかかった時に飲みましたが、特に何もありませんでした(若年者じゃないですから)。
インフルエンザの薬というとタミフルしか知らなかったのですが、リレンザという薬もありました。冒頭の写真にあるよう、錠剤や顆粒ではなく、専用の吸入器で吸入して、直接喉から作用させるようです。
リレンザの吸入器には拳銃のリボルバのような機能がついています。ここにブリスタと呼ばれる薬剤が4つ入った円形のものをセットします。マーブルチョコレートの容器のようなものです。
ブリスタをセットした吸入器には上の写真のようにして穴を開けます。そして、吸入口から吸い込むことで体内に取り込みます。1回に2つ吸入するようで、1つ吸入後、吸入器の一部を一度引っ張って戻すとブリスタが回転する仕組みです。このあたりも拳銃にに似ています。
薬効としては、ノイラミニダーゼの働きを抑制するということなのでタミフルと同じなのでしょうが、消化器官を経由するかどうかが違いということになりますでしょうか(間違っていたら誰かご指摘ください)。タミフルと同じような異常行動の副作用の報告は聞いたことがありませんが、あるのかどうかはわかりません
私の今回、この薬の効き目や副作用について語りたかったのではなく、その吸入器やブリスタの特殊性について触れたかっただけです。薬とは思えないその姿には感動しました。実際の服用にあたっては医師や薬剤師の指示に従ってくださるようお願いします。
と感じるもの、具合が悪ければ仕事も休んでゆっくり静養が一番なのは理解しているのですが、自分自身休むに休めないことを思うと、薬に頼りたいです。
注意喚起とは実に難しいです。