東京再生都債というものがあります。石原都知事が名付け親となった都債で、2002年に販売開始された第一回目はその200億円がわずか1時間20分で完売したとのことです(石原氏のページ参照)。
今回、第9回と第10回の東京再生都債の購入者を対象に、抽選で東京港の船上見学会が行われました。私は購入者では無いのですが、同伴者として参加させてもらいました。
日の出桟橋から出航して東京港を2時間案内してくれました。受付時には、各種資料のほか、東京水も配布されました。異物混入があってから採水地は金町浄水場から朝霞浄水場に変更されていましたが、今回もらった東京水も採水地は朝霞でした。
船はまず大井ふ頭を通り過ぎます。大きなコンテナふ頭です。キリンのような形をしたクレーンでコンテナを船に積み込みます。クレーンの上に人がいて目視で作業をします。かなり技術を要するのだそうです。
大井ふ頭の先で船はUターンして対岸の青海コンテナふ頭の横を通ります。羽田空港(東京国際空港)が近くなので、着陸してくる飛行機がひっきりなしに上を通過して行きます。
首都高湾岸線を走ったことがある人ならわかると思いますが、東京港トンネルの入口です。両岸にこのようなものがあります。
東京港は地盤が弱いのだそうです。だから、普通であれば地中を掘ってトンネルを作るところ、この東京港トンネルはトンネルの形を落とし込んで作ったそうです。なるほど・・・と思ったものの、そんな所にたくさん埋立地があって大丈夫なんでしょうか・・・。素朴な疑問です。
有名なお台場エリアです。普段は陸から海(?)のほうを見ますが、海から見るのもなかなか良いものです。近くには屋形船も繰り出していました。
レインボーブリッジの下あたりです。橋は遠くから見るからきれいだとばかり思っていましたが、この通り、下から見ても美しいですね。こんなものを作ってしまう人間ってすごいなあと思います。
現在、東京は2016年のオリンピック招致に力を入れています。確か、豊洲のこのあたりが選手村になるという説明だったかと思います。写真だとよくわかりませんが、ポツンと1つだけ集合住宅が建ってました。あれが何なのか・・・、気になっています。
築地市場の豊洲移転の話は何やらもめているようですが、どうやら移転先は元々東京ガスの設備があったこのあたりらしいです。これからは豊洲って感じの風景です。
環状第2号線の橋梁工事だそうです。この橋ができると、これまで隅田川の最下流にかかっていた勝鬨橋より下流に橋ができることになるそうです。ところで、環状2号線ってどこ走ってるんでしょう・・・。環7や環8ぐらいしか知らないんですけど・・・。
晴海ふ頭です。なんとなく晴海というと展博の会場というイメージが強いのですが、既に東京ビッグサイトとか、幕張メッセとか別のものができてしまい、何となく過去のイメージが強いです。でも、オリンピックではここにメインスタジアムを作る予定だそうです。そんな場所あるんでしょうかね。写真に写っている大きな煙突は中央清掃工場です。
ちなみに、大きな帆船は日本丸です。訓練船です。タイミングが合わないと見られないそうです。
船はこの後、隅田川を少し上ってくれました。勝鬨橋横にある築地市場です。さきほどの豊洲に移転するかどうかでもめているものです。私は築地市場よりも勝鬨橋に興味があります。すぐ横には資料館があるほか、橋の中の見学ツアーもあります。行って見たいのですが、タイミングが合いません。
あと東京港でぜひ見学したいのが中央防波堤埋立地や、新海面処分場でしょうか。ツアーはあるようですけど、やはりタイミングが合いません。