先日、ここでも書きましたダイヤモンドシティ・ミューですが、あの時の写真にカバーがかけられた車が数多く写っていました。今思えばあれは、日産系の中古車販売会社「カーミナル東京」の準備だったんですね。
武蔵村山市の日産村山工場跡地北地区土地利用状況のページによると、カレストの予定だったみたいですが、いずれにしても日産系の会社ができることで日産村山工場跡地だったことが形として残ることは喜ばしいことです。
でも、既にあったんですね。上のURLで言えばC2地区にある公園「プリンスの丘公園」です。
名前からしてそうですが、入口には大きく「スカイライン GT-R 発祥の地」と書かれた石碑が建てえられています。説明文もあって、このように書かれていました。
スカイラインGT-R(PGC10)発祥の地
1969年、ここ日産自動車(株)村山工場で名車スカイラインGT-Rは誕生した。
日本初のレーシングプロトタイプ「プリンスR380」のエンジンをデ・チューンした2L・直列6気筒DOHCの名器S20エンジンを搭載。
レースの世界で僅か2年10ヶ月という短い間に50連勝という金字塔を打ち立て、「ハコスカ」の愛称で、今尚愛され続けている。
このサラブレットを生んだ技術者たちの魂をここに讃える。
どうです、この市の公園とは思えない扱い方は・・・。
園内は大きな広場に子供用の遊具が少しだけあって、その近くが小高い丘になっています。
この丘の上からは富士山も綺麗に見られました。ちょっと風の強い寒い日でしたが、気持ちよかったので丘の上のベンチに座って少しぼおっとさせていただきました。
帰り際には先ほどの石碑のすぐ隣のシダレサクラの下に「ローレル記念樹」と書かれた案内を発見しました。確かにローレルも村山工場で作られていたようですが、やはり関係があるのでしょう。詳しい話をご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
プリンスの丘公園から見たダイヤモンドシティ・ミューです。あいかわらず大きいですね。試しにジャスコの端っこの入口から三越の端っこの入口まで私が普通に歩いて計測したところ、4分20秒かかりました。
ダイヤモンドシティ・ミューに飽きたら、プリンスの丘公園にでも足を運んでみてください。
えー、武蔵村山はですねぇ、日産というよりもプリンス自動車の発祥といったほうがしっくりきますね。
昨今ですと(なくなりましたが)日産プリンスという販売会社しかなかったですが、もともとスカイラインは、プリンス自動車のものでした。この会社はかなりエンスージアスト魂をくすぐる会社でした。当時R380のエンジンをデチューンして、市販車に載せるなんてぇのは、かなりクレイジーです(笑)ローレルは合併(ほとんど吸収ですが)直後に生まれた車で、日産が独自に計画していましたが、合併計画が持ち上がり一時延期してスカイラインを我が物にした後に、コンポーネントを流用して作っているようです。(続く)