新座市の総合運動公園にて菜の花が満開になっているという話を聞き、行ってみようかと自転車を走らせました。車でないのは、以前Uターンした大和田通信所の間を横断する道路を通ってみるためです。
上のような車止めがあって、正直なところこの幅なら車は通りぬけられるのですが、さすがにそこまで挑発的な行動も取れませんので、前回はここで車をUターンさせたのでした。
大和田通信所は米軍が受信用に使用している施設のようです。送信は、所沢の航空公園の横にある通信所です。
それにしても、気になる道路です。
道路の周りはフェンスで囲まれていますのでフェンスを越えなければ良いのだとは思います。でも、写真のような看板があちこちに建てられています。ここには次のように書かれています。
この地域(右図車線部分)は、日本国政府が「大和田通信所」として、アメリカ合衆国軍隊の用に供している施設及び区域です。東京防衛施設局
修正し忘れた看板だと「東京防衛施設局」の部分が「入間川防衛施設事務所」になっています。
あれ、横断している道路も区域内になっています。
さらに進むとこんな看板もありました。こう書かれています。
警告基地司令官の許可なく、この区域に立入ることは、法律違反である。当該施設に居る間は、すべての人は身体及び所持品の捜索を受けるかも知れない。不法な立入りは、日本国法律によって罰せられる。"(掲示特別法第2条 昭和27年5月7日 法律第138号)"
在日米軍基地
立入禁止区域
もしかして、この横断道路を自転車でふらふらしながら写真まで撮ってるヤツは拘束されてしまうのかも・・・。でも、フェンスは越えてないし・・・。大丈夫でしょう、きっと。
道を走っていたら、昔は門か何かだったと思われる場所がありました。フェンスの向こうに石柱が残っていました。この方のサイトに米軍接収直後の大和田通信所の写真がたくさん掲載されていたので、あてはまりそうなものを探したのですが、「これだ!」と言えるものはありませんでした。もしかして、米軍接収前の日本海軍が使用していた頃のものだったりするとおもしろいのですが、こればかりは詳しい方に聞かないとわかりませんね。
ちなみに、遠くにはログペリアンテナが見えます。
ところで、通信所内は黄色い花がいっぱい咲いていました。あれ、もしかして菜の花? それとも、空堀川同様、セイヨウカラシナ? まあ、どちらでも良いでしょう。総合運動公園に行かなくても良くなってしまいました。
それにしても、大和田通信所の敷地は広大です。もし将来、日本に返還されることがあれば、新座市になるのでしょうか。道路上の電柱(?)には新座市の表記がなされていました。
総合運動公園に行くのはやめて、野火止用水の本流と平林寺堀の分水地点を見に行きました。前回の消えた野火止用水は本流のようです。
少しずつ自分が利口になっていくようでうれしいです。