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「南沢緑地へ再び、およびその周辺の続きといえば続きです。
小平霊園の一角に黒目川の源流となるさいかち窪があると言います。参考にしたのは東久留米のこのページ。まあ、小平霊園に行ってみればわかるだろうと軽い気持ちで出かけたのですが・・・。
まず、小平霊園は広いです。広すぎます。でも、霊園の中で東久留米市なのはほんの一部なのでだいたいあたりをつけて行くと、確かに雑木林がありました。川らしきわだちも発見しました。これが上の写真です。
この川の跡らしきものを進んでいくと、ありました、ありました、ダンボールハウス。えっ? いにしえより、人類は水の沸きいずる場所に生活の基点を作ることが多かったようですので、ここが目的のさいかち窪である可能性は高いです。
せっかくなのでダンボールハウスの住人に確認しようと思ったのですが、あいにく不在でした。
同じ雑木林の中を探してみると、こんな場所もありました。でも、何となく湧水のようには見えません。流れも続いてはいません
あきらめて帰ることにしました。ところが、新青梅街道を渡ってしばらく行くとなんと、黒目川サラサラと流れているではありませんか・・・。なるべく川沿いに進むとどうやら新青梅街道を渡ったすぐのあたりから流れ始めているようでした。そして、そこに行く途中、神社の横を通りました。今思えばそれが黒目川天神社前の湧水地だったのかもしれません。
ともかく、流れがある場所から小平霊園に線を引くとやはり1枚目の写真の川の跡とつながりました。ということは、やっぱりダンボールハウスがあった場所がさいかち窪だったようです。
帰ってからネットでもう少し検索してみると、どうやら雨量の多い時しかさいかち窪からは湧水がないようでした。なんとなく残念ですが、まあ、こればかりは仕方ありません。
小平霊園の一角にあった雑木林「さいかち窪」は、お墓の中ではありますが、のんびりできそうな場所であったことを付け加えておきたいと思います。
せっかくなので、少し黒目川沿いに進んでもみました。すると出てきたのがこのしんやま親水公園です。フェンスで囲まれたコンクリ水路を撤去し川辺をゆるやかな傾斜にしていることがこの公園の売りです。とはいえ、それで氾濫してしまったら元も子もないので、余水路と呼ばれる高さ2m、幅2mの水路が地下に埋め込まれているようです。
川の整備って見えない所でいろいろと苦労しているんだなあと思います。