所沢の坂の下に柳瀬荘というものがあります。所沢市生涯学習センターのこのページにも紹介されています。
電力業界に尽力し、「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門氏の別荘でした。中心的な建物「黄林閣(おうりんかく)」は重要文化財に指定されています。もともと東村山市柳窪にあった大庄屋の住居(1844年築造)を昭和5年に松永氏が譲りうけ、ここに移築したものだそうです。
てっきり所沢市が管理しているのかと思いきや、東京国立博物館の所有物でした。
毎週木曜日に一般公開されています。
駐車場はあります。ヤマザキパン(旧日糧パン)の工場のある交差点「坂の下」はT字の交差点ではなく先に細い道があります。そこに入ると突き当りが駐車場です。駐車場からはほんの少しだけこんな道を歩きます。
こんな門がでてきたら到着です。歩くというほどの距離ではありませんが・・・。
昭和13年から昭和14年にかけて建築された数奇屋風書院造り・・・とパンフレットに書かれていますが、正直ピンと来ませんね。黄林閣とは渡り廊下でつながっています。
江戸初期の建物で越後の武士土岐二三の茶室であったものだそうです。風情が漂っております。
斜月亭の廊下にホウキが逆さまに立てられていました。毛先が曲がらないためでしょうが、これって嫌なお客さんを早く帰らせるためのおまじないだと聞いたことがあります。一部のローカルまじないでしょうか・・・。
古い建物は結構あちこちに移築復元されているので、個人的にはどうも強烈な興味はわかないのですが、公開日が限定されていると行きたくなってしまうのでした。車で行くのが便利な場所です。
しかもアート教育プロジェクトのお陰で中に入って見る事が出来ました。
私としては建物そのものが見たくて、プロジェクトの作品がうっとうしい部屋もありましたが、こんなに立派な古民家を無料で見られるなんてラッキーでした。
朝の腹ごしらえもTobaさんが教えて下さったCOCO'Sでした(^^)/