ユネスコ村と西部浄水場の間にあるのが、山口貯水池、通称、狭山湖の堤防(堤体)です。村山貯水池(多摩湖)同様、東京都民の水がめとして機能しています。
現在、村山貯水池の堤体に対する耐震補強工事が行われていますが、それに先立ち、こちら山口貯水池の堤体も耐震補強工事が行われました。
戦時中には、爆弾が落とされても大丈夫なように耐弾層が作られた点は村山貯水池と同じです。現に私の友人のお父さんなどは子どもの頃「柳瀬川の近くには行くな」と言われていたそうです。
これが柳瀬川の源流なのでしょうね。水が流れているようには見えませんが・・・。堤体上から見下ろした写真です。
耐弾層が取り除かれると、それ以前の高欄や親柱が姿を現したそうで、それらがオブジェとして展示されていました。
隣接する狭山自然公園は何もありませんが、自然とベンチがあります。でも、それがいんです。
狭山湖の水辺もみえますが、ここは飲み水のための貯水池なのでちかづけません。フェンスに囲まれた人造の湖です。
狭山自然公園側の駐車場のすみには、オオタカをイメージしたトイレがありました。どうでもよいことですが、NEPONというあまり聞いたことのないメーカーの便器を使っていたのがとても印象的でした。
ちなみに、このトイレ横の道から狭山湖周遊の道路が始まります。
私も先日狭山丘陵の緑の中を歩いてみましたが、素晴らしい自然が残されている場所だと言う事を改めて感じました。