最近、激しい雨に打たれることが多いのですが、2005年の9月に東京都杉並区で善福寺川が氾濫したのは記憶に新しいところです。まさか東京の23区内で集中豪雨のために川が氾濫するなどとは考えてもみませんでした。
杉並のアニメミュージアムに行った帰り道、西荻窪駅まで歩いたので、善福寺川のその氾濫地点(上荻3丁目)に近い場所を通りました。
奇しくもこの日も激しい雨が降っていました。傘をさしていてもほとんど役に立ちません。服はビショビショになってしまいました。
歩きながらよくよく道路を見ると降った雨が川のようになって流れていました。よくみると、善福寺川が流れているのはその辺りで一番低い場所で、その善福寺川に向かってゆるやかに道が下り傾斜になっていました。
これだけの大量の雨がいっきに善福寺川に流れ込んだら・・・。もちろん下水に流れ込む部分もあるのでしょう。でも、いずれにしてもどちらにも許容量はありますからね・・・。何となく氾濫のメカニズムを見た気がしました。
東京都は、この対策として環七地下調節池の事業を進めています。既に2005年9月の時にも善福寺川からの暫定的取水は行っていたようですが、このたび正式な善福寺川からの取水口が完成したようです(東京都の発表)。これによって氾濫がなくなればよいですね。
それにしても、環七の下に全長4.5kmもある調節池ですか・・・。すごいことです。東京の地下は、地下道、地下鉄、地下調節池と、地底人がいたらびっくりしてますね、きっと。
これを見ていて思い出したのですが、以前に仕事で五反田に行った時に大雨がに見舞われた事が有りました。ビルの窓から表の通りを見ると道路が川状態。初めての経験でしたのでものすごく驚いた事が有りました。