「北相木村のぶどう峠でスズメバチに襲われる」の続きです。
勇気ある転進先は十石峠です。位置関係は、地図を参照してみてください。一度、国道299号線までもどらないといけないかと思いきや、戻りきる少し手前で「十石峠へ」の小さな案内表示を発見。これを信じて早めに左折してみました。すると、これは林道矢弓沢線と呼ばれる道で、国道299号よりも若干ショートカットが可能なようです。
林道とは言うものの、もしかしたら国道299号よりも走りやすいのではないかと思えるようなきちんと整備された道でした。
十石峠の少し手前で国道299号線と合流です。手前が矢弓沢線で、写真の奥が国道299号です。で、窓を開けて気分転換と思ったら、多分誰も信じてはくれないでしょうが、まだいたんです、スズメバチ御一行様。といっても2匹ぐらいに数は減ってはいました。きっと、車体にへばりついたまま連れてきてしまったのではないかと思います。
十石峠到着です。その昔、20年くらい前でしょうか、未舗装の頃はよく通りました。若かったので、遅い車は追い越しさせてもらっていたのですが、ある時、未舗装路で車がスタックしてしまいました。追い越した車が追いついてきて、牽引ロープで引っ張りだしてもらった時は恥ずかしさで一杯でした。ちゃんとお礼も言えず仕舞いでした。手馴れた作業で車を引き出してくれて、すぐにその場を立ち去った長野ナンバーのおじさん、その節はどうもありがとうございました。
あの当時に比べたら雲泥の差です。展望塔までできていました。この展望塔のすぐ右から群馬県の上野村になります。
そういえば、スズメバチ御一行様の一部はまだ車の周りを飛んでいました。車体に止まった一匹を写真で撮影しました。ただ、これは今よく見直すとスズメバチではなくアブの仲間のように見えますので、この方は十石峠で現地合流のアブさんかもしれません。
もう逃げ場はありませんので覚悟を決めるだけです。
展望塔の上に場所を変え、4時間近くその場におりました。時折、写真のようなアブが身体にやってきます。こいつは山では良くやってくるヤツなので何も怖くありません。
で、これまた誰も信じてくれないかもしれませんが、車に戻ると私の車の周りを10匹近くのハチが飛んでいました。さきほどのスズメバチがぶどう峠まで仲間を呼びに行ったんだと短絡的に考えてしまいましたが、真相はわかりません。実は現地合流のアブ様御一行だったかもしれません。でも、その時は細かく確認している暇はありませんので、急いでその場を立ち去ったのでした。
峠道から上野ふれあい館と呼ばれる観光施設まで戻ってきました。さすがにハチは1匹も着いてきませんでした。写真は、このふれあい館の裏手を流れる神流川です。赤い手拭をマフラーにしたり(今では信じられないですな)、洗い髪が芯まで冷えてしまうのは神田川(かんだがわ)で、こちらは神流川(かんながわ)です。関東一の綺麗さを誇る川です。
ここからは神流川発電所の見学ツアーも出ています。世界最大級の揚水式発電所だそうです。非常に興味はありますが、この日はもうそんな時間はありません。
ちなみにここふれあい館では、友釣り用のおとりアユの販売も行われていました。裏手の神流川では友釣りをしている人がいましたが、一度、自分でもやって見てみたいものです。
最後は、以前に1964さんが紹介されていた上野スカイブリッジです。不二洞のすぐ横です。一度見てみたいと思っていたので帰りに立ち寄りました。時間指定でここからシャボン玉が飛ぶそうです。見てみたいなあ。ただ、このスカイブリッジも不二洞も子供達を連れてきてみたいので、今回は遠目に眺めただけに留めました。
といいながらも結構、遠い場所なので今度来るのはいつになる事やら・・・。関越自動車道の本庄児玉ICから来るルートや、上信越道の下仁田ICから湯の沢トンネルを抜けて来るルートも便利ですが、やっぱり国道299号がなじみ深いです・・・。