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強羅ホテルパイプのけむり

 箱根小涌園ユネッサンの続きです。今回の話は泊まったホテル「パイプのけむり」についてです。

 以前に、よくコメントをくださるgooddayさんからパイプのけむりについては教えていただいていました。宿泊費が安くあげられます。せっかくなので今回「強羅ホテルパイプのけむり」に泊まってみた次第です。

 見た目の安っぽさはないものの、徹底的にコスト削減をして宿泊費を安くしている感じがわかりました。宿泊予約は事前にネットで行いましたが、宿泊費は事前に振り込みです。

 場所は強羅駅前です。周りは会社の保養所などが立ち並びます。駅前のお店にはすぐに行けるので便利ですが、お店が閉まるのは早いです。

パイプのけむり 3人部屋の様子

 お部屋の感じはこんな感じです。概観、廊下の雰囲気や、お部屋の中から、在米中に長期滞在したRamadaBest Westernを思い出してしまいました。実はあの手のモーテルをかなり意識してるのではないかと思います。

お茶はセルフサービス

 浴衣があるのはアメリカのホテルとの大きな違いですが、その浴衣は廊下を出て別の場所からセルフサービスで持ってくる必要がありました。サイズもフリーサイズ1つです。お茶も同様で、給湯器まで自分で汲みに行きます。

食事はレストランでバイキング

 食事は朝夕食ともつきます。バイキング形式で好きなものを取って食べますが、種類は最低限でもちろん高い食材は無さそうです。だから、食事を楽しみたい人には不向きかもしれません。おもしろいのは飲み物で、これもレストラン内の入り口までセルフサービスで買いに行きます。キリンラガークラシックの缶ビールが250円、ジュース類が100円と、値段も低く抑えられているので、特に不満はありません。

 お風呂は一応温泉です。単純硫黄泉(硫化水素型)と呼ばれるものでした。加水、加温、循環ありです。露天風呂はありましたが、展望はよくありません。箱根登山電車が上を走っているようで、架線だけが見えました。お風呂を楽しみたい人には不向きかもしれません。

ロビーはアンティーク家具がいっぱい

 フロントロビーにはアンティーク家具が並べられていて、これは見ていて楽しむことができました。

このスタンドはなかなか歴史があります

 特にこのスタンドは興味深いものでした。松川事件に関わりがあったのではないかと言われている方のものです。パイプのけむり代表取締役の石田氏がその親戚にあたり、形見分けとして譲り受けたものだそうです。

 他のホテルがどうなのかはわかりませんが、強羅に関して言えば、パイプのけむりの大きな利点はやっぱりその宿泊費の安さでしょう。宿泊すること自体を楽しみたいのでなければ、非常に合理的なホテルだと思います。