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芦ノ湖の海賊船バーサ号

 なんだかんだと大涌谷まで話を進めてまいりましたので、この流れから来ると定番の芦ノ湖の海賊船についても語らないといけませんね。

 私が乗船したのは写真のバーサ号。モデルは17世紀前半「北欧の獅子」と呼ばれたスウェーデン王グスタフ・アドルフが建造した大鑑「バーサ号」だそうです。

海賊船バーサ号は日立造船製造

 バーサ号は日立造船神奈川工場にて造られたようです。大きくエンブレムが飾られていました。そして、その上に貼られたプレートには定員190名とありました。

海賊船バーサ号の操舵室

 乗り物に乗ったらとりあえず運転席、というか、この場合は船なので操舵室というのでしょうか、そこへ行ってみましょう。双眼鏡を覗いたりしていてかっこよいです。あの大きな船体を桟橋にピタリと接岸させるワザは感動物です。

海賊船バーサ号にはセコムのAED

 船内にはAEDもありました。セコムのAEDパッケージサービスのようです。あちこちで見かけるようになりましたが、まだ使い方をよく知りません。一度、講習を受けないといけませんね。

海賊船バーサ号のトイレは和式の簡易水洗

 いつもの事ながら、だんだん話はどうでも良い方向に進みます。バーサ号のトイレです。和式で、足のペダルを踏むと軽く水が流れる仕組みです。そういえば便器メーカーまではチェックしてきませんでしたが、日立造船の便器ではないと思います。

海賊船バーサ号の救命、消防設備および脱出経路図

 せっかくなので、救命、消防設備および脱出経路図も確認しておきましょう。救命胴衣は大人用が66個、小人用が20個なので全員には行き渡らない計算ですね。非常の際の心得として汽笛による合図が示されていました。総員退船準備の長声2回と、総員退船の長声6回以上だけは覚えておきましょう。

 退船時は老人、子供、婦人が優先であることもきちんと書かれていました。

海賊船バーサ号船内ご案内

 こちらは船内ご案内の図です。1等船室の場所などがわかるようになっています。でも、ここで一番気にして欲しいのは左上にある「旅客定員650名」のプレートです。あれ? さっき定員190名って書いてありましたよね。この差はいったい何なのでしょう。座席の有り無しの違いでしょうか。ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。

海賊船バーサ号の立入禁止のとびらの隙間から見えた計器類

 船内をふらふら歩いていたら立入禁止と書かれた扉が少し開かれたままになっていました。どなたかが閉め忘れたのでしょうか。中を覗くと昔ながらのアナログ計器やランプが並んでいて少しほっとしました。

海賊船ビクトリー号

 こちらは今年(2007年)に就航したばかりの海賊船ビクトリー号です。4つある海賊船の中で唯一日立造船製ではないようです。ユニバーサル造船製です。主機関も他の船の2倍近くあるようです。

 今度はこれに乗ってみたいです。

海賊船バーサ号係留中のロープの結び方

 船が桟橋につくと係留用のロープが巻かれるのですが、これも見ていてカッコ良かったです。この写真はすべてがセットされた状態です。海関連のロープの結び方っていろいろあるようですが、ああいうのがちゃんと使いこなせるようになって一人前なのでしょう。

 一応、箱根についての記述はこれでおしまいにするつもりでいます。