清瀬市にある一文坂です。ちょうど、この辺りです。このあとご紹介する清瀬の民話の現場を見に行こうと思い、何ヶ月前かに写真だけ撮ってきていたのですが、いざ何か書こうと思ってよくよく調べたら、隣の坂の写真を撮影していたみたいです。
ということで、改めて一文坂の道標が立っていた坂の写真を撮り直してきました。
その昔、ここ中里には急な坂道があって(現在の坂は急ではありません)、その途中には怒りんぼうの神様が住んでいました。村人が転ぶと怒ってバチがあたる神様だそうです。ある日、瀬戸物商がこの坂道で転んでしまいました。バチを恐れた瀬戸物商は一文を神様にお供えしてお参りしたところ、バチがあたるどころか逆に商売がうまく行ったそうです。それ以後、この坂で転ぶと神様に一文お供えするようになって、一文坂と呼ばれるとか(きよせの民話「一文坂」参照)。
いやあ、そんな話を聞くとこの道では転べないですね。あまり通ることの無い道ですが、気をつけないと。
坂の下は宅地造成中でした。民話として文章としてきちんと残されていなければ、いずれ忘れ去られてしまうお話でしょう。その点、この一文坂のお話は市役所のサイトに紹介されているのでもう誰も忘れない?
坂を下りて、そのまま清瀬橋のほうに来る途中に銭湯の伸光湯があります。これは以前、ころぼっくるで見た壁画になった元廃材が発見された場所です。最近では銭湯も少なくなりました。
自然があって民話があって、銭湯もある良い場所です、清瀬市。
はじめまして。
私も清瀬に住んで十数年経ちます。
自然がたくさんあって良い所ですよね。
この坂は知りませんでした。
今度行って見ます。