先日、といってももうだいぶ前のことになりますが、アゲハチョウが目の前を行ったり来たりしていました。一心不乱に本能の赴くままに・・・。そうです、産卵です。
飛び去った後を確認すると、ご覧の通りアゲハチョウの卵があります。
子供の頃、実家の山椒の木に飛んでくるのを良く見ましたが、柑橘系もお好みのようです。少し前まではアゲハ観察用のレモンの木があったのですが、何年か前に枯らしてしまいました。レモンの種から育てた木だったのですが、私にとってもアゲハにとっても悲しいことです。
しばらくすると、卵はこんな幼虫になります。かわいそうですが駆除の対象です。ほおっておくと、何度か脱皮を繰り返し、最後は大きな緑色の幼虫になってしまいます。
ところで、ふと思ったのですが、冬の間、アゲハはどうしているのでしょう。気になったので少し調べてみましたら、なんと、蛹のまま越冬するんだそうです。もしかしたら、今頃、幼虫でいる彼らは越冬組なのかもしれませんね。
私は子供の頃からどうしたわけか芋虫系は苦手です。青虫くらいならまだ触れるのですが、アゲハの幼虫クラスになると絶対に触る気になれません。
きっと私の遠い遠いご先祖が太古の昔に芋虫にひどい目に合わされた時の記憶が私の中に潜在的に潜んでいるんだと思います。