先日、アゲハの産卵について書きましたが、その後見たところ、柑橘系植物にはやはり見逃しがありました。
まずはいつも見るアゲハの幼虫です。既に緑色になってます。枝ごと取られてしまったせいか、少し口を横に曲げて怒ってます。
こちらは何の幼虫でしょう。一見すると枝ですが、枝ではなく幼虫です。触ると動きます。見事な擬態ですね。
ふたつの幼虫とも枝ごと切り落としてきて室内で写真の撮影をしていたのですが、アゲハの幼虫の写真を撮って、その後、謎の幼虫の写真を撮影している間に、アゲハの幼虫はフンをしてしまったようです。やっぱりかなりご立腹のようです。
といいつつ、実はこれらの写真は既に1週間以上前のものです。その1週間後には既に別の黒い幼虫たちがたくさん付いていました。最終的に冬を越すよう何匹かは見逃してやっても良いかと思っています。
この間、書込みさせて頂いてから自身積年の疑問に終止符を打つべく調べてみました。
さて、この目玉のような擬態。
なんとアゲハの幼虫は鳥のフンに擬態しているそうです。威嚇する擬態でなく極めて保身的な擬態だったのですね。
しかし便利になりました。蔵書を紐解く事もなくWeb検索で沢山資料が出てきます。このご時世、足を使わなくなります。
緑葉の上の鳥の糞に化けたPapilio xuthus。
「見つけないでよー」という気弱なmessageが聴こえてくるようで、依然好きにはなれませんが前より少しだけ愛しく見えてくるのです。