最近、昔からある家電が少しずつ自分の手元から離れていく気がしています。前であれば動作原理がだいだい予想できたのですが、このごろの家電は予想外の動作をしてくれます。
先日、帰宅してテレビのスイッチを入れたところ、画面に「メールがあります」の文字が表示されました。これには一瞬、思考が止まったのでした。
パソコンじゃなくてテレビにメール? テレビ画面に「清瀬市の天気予報」が表示された時も「どうしてこのテレビ、自分が清瀬市にいることを知っているんだ?」と不思議に思いましたが、メールとはさらに驚きです。
リモコンを適当に操作していたら確かにありました「メールボード」というメニューです。そこからメールを覗いてみると出てきたのが冒頭の写真です。年末にデジタル放送の一部にチャンネル変更があるというお知らせです。
はて、このメールはどうやって送られてきたのでしょう。電波に乗って? 確かに今使っているテレビW37P-H90(日立製)にはネット接続の端子があって説明書にもその接続方法が書かれていました。だからネット接続はしています。ただ、どうやって使うのかあまりわからず最近まで放置していたところです。もしかしたら、ネット経由? いやいやマス的なお知らせだからやっぱり電波経由?
思えば、このテレビをネットにつないだ後もどうやってそのネットを利用するのかわからず苦労しました。職場でそんな話をしていたらアクトビラというサービスがあることを教えていただきました。ところが、「そうか我が家もアクトビラ」と思って帰宅したところ、日立はアクトビラに対応していませんでした。
初めてこのネット経由の接続を確認できたのが先日の日本テレビの24時間テレビでした。デジタル放送では、画面に天気予報やニュースなどの文字放送を表示する機能があるのですが、その中にアンケートというものがあって、使ってみたところネット経由で送信していることが確認できた次第です。
その後、このデータ放送からいろいろとネット経由のアクセスを試そうとしています。というところで実は放置したままな時が過ぎつつあるのですが、数少ない経験の中からでも日本テレビの画面に出てくる日テレ駅探は便利です。これを使うと日本全国の駅の時刻表をテレビから確認できます。若干、動作は鈍いものの、パソコンを起動するよりは早いです。試しにネット接続を外したところ、時刻表の参照ができなくなりましたので、ネット経由で情報を取得しているのは間違いありません。
どうやら、デジタル放送のデータ放送画面ではマス的な情報は電波に乗って流れてきていて、より個別な情報はネット経由なのかなって思っています。その辺はちゃんと調べればもう少し好奇心を満たしてくれることができるのでしょうが、今は手付かずのままになってます。